[2022_11_25_08]高浜原発3、4号機 40年超運転認可申請へ 全国で7、8基目(毎日新聞2022年11月25日)
 
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高浜原発3、4号機 40年超運転認可申請へ 全国で7、8基目

 関西電力は25日、運転開始から37年が経過している高浜原発3、4号機(福井県高浜町、いずれも出力87万キロワット)について、40年超運転に向けた運転期間延長認可を申請すると発表した。関連する工事の認可申請準備などが整い次第、原子力規制委員会に申請する。申請すれば全国で7、8基目となる。
 関電は、高浜原発3、4号機について、原子炉格納容器など交換することが難しい機器や、安全上重要な機器について点検を実施。11月17日までに40年超運転が可能と評価した。また、さびなどが固まった「スケール」による伝熱管の損傷が多発していることを受け、蒸気発生器を交換する方針だ。現在使用中の蒸気発生器の処分場が決まっていないため、保管施設も設置する。これらの工事について25日、福井県と高浜町に事前了解願を提出した。
 関電が原発の40年超運転を申請するのは、高浜原発1、2号機(いずれも出力82・6万キロワット)と美浜原発3号機(同県美浜町、同82・6万キロワット)に続き4、5基目。現行ルールでは、原発の運転期間は原則40年で、規制委が認めれば1回に限り20年の延長が可能となる。【高橋隆輔】
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