【記事57800】住民側が即時抗告=伊方原発差し止め却下で―松山(時事通信2017年8月4日)
 
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住民側が即時抗告=伊方原発差し止め却下で―松山

 愛媛県の住民が四国電力伊方原発3号機(同県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請で、住民側は4日、申し立てを却下した松山地裁決定を不服として、高松高裁に即時抗告した。
 松山地裁は7月21日の決定で、原子力規制委員会の新規制基準に「不合理な点はない」と判断。伊方3号機の安全性を認めた規制委の審査についても「看過し難い誤りはない」と認定した。
 伊方3号機をめぐっては、他に広島、大分、山口の3地裁・支部でも住民らが運転差し止めの仮処分を申請。広島地裁は3月に申し立てを却下し、住民側は広島高裁に即時抗告した。
 愛媛県庁で会見した住民側の中川創太弁護士は「高松高裁は住民をばかにせず、血の通った判断をしてほしい」と強調した。

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