【記事32191】岡村・都司意見書を提出−第6回口頭弁論の報告−(ニュース抜粋)(伊方原発をとめる会ニュース_NO.82013年11月12日)
 
参照元
岡村・都司意見書を提出−第6回口頭弁論の報告−(ニュース抜粋)

(前略)
 伊方原発運転差し止め訴訟の第6回口頭弁論が10月29日、松山地裁(西村欣也裁判長)で行なわれました。
 今回から第3次提訴の原告380人が加わり、原告数は1002人となりました。
 法廷では、南拓人、薦田伸夫、東翔の各弁護士が、中央構造線で巨大地震が発生した際の揺れや津波の影響、敷地や周辺で地震に伴う地滑りの被害、チェルノブイリ原発事故の被害の全貌などを書面で主張しました。原告からは、曽根康夫さん(新居浜市)が医師の立場から陳述し、「『原子力村』の科学者や医師、政治家は『事故が起きても被ばくで死ぬ人はいなかった』を新たな安全神話にしようとしている」と述べました。望月佳重子さん(松山市)は、人文科学の研究者の視点から、基本的人権としての平和な生活のため、原発の廃止を願うと述べました。
 岡村真・高知大総合研究センター防災部門特任教授と、都司嘉宣・元東京大地震研究所准教授の意見書も提出しました。岡村教授は、中央構造線の最大とされる地震につい岡村・都司意見書を提出て、長さ360キロが活動し、断層面が原発直下に潜り込むケースを想定すべきであり、少なくとも1000ガル。2000ガル以上もあり得ると指摘しています。
 裁判後は、愛媛県美術館講堂で、記者会見と報告集会が開かれ、弁護団からの報告、意見陳述者からの報告、質疑応答と意見交換が行なわれました。裁判所へ提出した書面については、「伊方原発をとめる会」ホームページからダウンロードできます。また、コピー代実費200円(送料別)で頒布しています。とめる会事務局にお問い合わせ下さい。
(後略)

KEY_WORD:IKATA_:岡村眞: