[2020_12_08_04]老朽原発再稼働の風雲は急を告げています 明日は13時より美浜町内デモ、美浜町役場前集会、関電原子力事業本部包囲集会 大阪地裁は地震動の過小評価であるとして 大飯原発3、4号機の設置許可の取り消しを命じた 私たちの行動如何では老朽原発即時廃炉の可能性はまだまだ十分ある 木原壯林(「若狭の原発を考える会」)(たんぽぽ舎2020年12月8日)
 
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老朽原発再稼働の風雲は急を告げています 明日は13時より美浜町内デモ、美浜町役場前集会、関電原子力事業本部包囲集会 大阪地裁は地震動の過小評価であるとして 大飯原発3、4号機の設置許可の取り消しを命じた 私たちの行動如何では老朽原発即時廃炉の可能性はまだまだ十分ある 木原壯林(「若狭の原発を考える会」)

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

◎ 「老朽原発うごかすな!実行委員会」の呼びかけに応えたリレーデモは、11月23日の関電包囲大集会(大阪、550名が結集)を旅立ちとして、美浜町を目指していましたが、明日12月9日(水)が最終日となります。
 今回のリレーデモは、天候に恵まれ、大阪地裁からのプレゼント「大飯原発設置許可取り消し」付きでした。延べ約1100人が参加されました。皆様の、ご参加、ご支援、ありがとうございます。
 明日は早朝8時より、美浜町議会・原子力発電所特別委員会(10時開始)に対してアピール行動を行い(町役場前)、13時より、美浜町内デモ、美浜町役場前集会、関電原子力事業本部包囲集会を実行し、老朽原発再稼働の策動を断罪します。13時よりの行動に間に合うように、関西からの配車も行います。まだ、乗車可能ですので、是非ご参集をお願いします。
 (乗車申込は、090-5676-7068橋田まで)

◎ さて、老朽原発・美浜3号機、高浜1号機の再稼働を策動する動きが急を告げています。
 高浜町では、11月25日、町議会が老朽・高浜1号機の再稼働に同意する意向を町長に伝えました。
 美浜町では、12月9日に原子力発電所特別委員会が開かれ、町議会本会議最終日(12月15日)には、美浜3号機の再稼働への同意を強行しようとしています。
 しかし、もう一つの原発立地自治体・福井県の杉本知事は、「運転に同意するには、関電が使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外候補地を
示すことが前提」と明言しています。また、候補地の一つと目されて
いたむつ市の宮下市長は、去る11月25日に受け入れを否定しています。
◎ さらに、去る12月4日、大阪地裁が以下のような画期的な判決を下しました。原子力規制委員会は、原発敷地で起こり得る地震規模の推定について、推定に用いる式(経験式)で得られる規模は平均値であり、バラツキを考慮すればさらに大きな地震が発生する可能性があるから、「バラツキを考慮せよ」と規定していました。
 しかし、この規定にもかかわらず、原発運転の認定にあたって規制委員会は平均値を基準地震動として採用し、平均値に見合った耐震性で可としています。
 大阪地裁は、これが過小評価であるとして、大飯原発3、4号機の設置許可の取り消しを命じたのです。
 この判決に基づけば、同様な方法で推定された老朽美浜原発3号機、高浜原発1,2号機敷地の基準地震動も過小評価していることになります。
 このバラツキに関する議論は、いやしくも科学・技術に携わる関電のような者なら、納得できて当然のものです(納得しないのは、彼らが、科学を捻じ曲げているからか、科学が分かっていないからです)。
 以上のような状況は、私たちの行動如何では、老朽原発即時廃炉の可能性はまだまだ十分あることを示しています。
 何としても老朽原発を廃炉に追い込み、それを突破口に原発全廃を実現しなければなりません。
 今は、老朽原発廃炉を勝ち取り、それを突破口に原発全廃を実現する私たちの正念場です。
 「老朽原発うごかすな!」行動に精一杯取り組みます。
 よろしくお願い申し上げます。
KEY_WORD:大飯原発_設置取消_:TAKAHAMA_:MIHAMA_:OOI_:ROKKA_: