[2020_10_08_02]福島第一原発の処理水の海洋放出、全漁連 水産加工業者が強く反対(TBSNEWS2020年10月8日)
 
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福島第一原発の処理水の海洋放出、全漁連 水産加工業者が強く反対

 福島第一原子力発電所の敷地内にたまり続けている放射性物質トリチウムなどを含む処理水の処分方法に関する関係者の意見聴取が行われ、全漁連(全国漁業協同組合)の会長らが海への放出に対し、強く反対を表明しました。
 「海洋放出に対しては断固反対申し上げます」(福島県水産加工業連合会 小野利仁代表) 「我が国漁業の将来にとりまして、壊滅的な影響を与えかねません。我が国漁業者の総意として、また、全国の漁業者を代表し、絶対反対であります」(全漁連 岸宏会長)
 今回で7回目となる福島第一原発の処理水の処分方法に関する意見聴取会では、福島県の水産加工業連合会の代表と全漁連の会長から海への放出について風評被害への強い懸念が示されたうえで、反対する声が相次ぎました。
 「御両名から頂戴いたしましたご意見に関しまして、これはしっかりと受け止めていきたいと思っております。責任を持って、政府として早期に結論を出していきたいと考えます」(江島潔経済産業副大臣)
 福島県の水産加工業者と全漁連がともに海への放出について反対を表明したことで、今後、国がどのような処分方法を決定するのか注目されます。(08日18:23)
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