[2017_10_06_01]福島第1水位計ミス 「汚染水漏れはなし」 東電調査結果公表(東奥日報2017年10月6日)
 
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 東京電力は5日、福島第1原発1〜4号機周辺の地下水くみ上げ井戸で水位計の設定に誤りがあった問題で、井戸の水位が建屋地下にたまっている高濃度汚染水よりも低くなる水位逆転が起きたものの、建屋からの汚染水露出はなかった−とする調査結果を発表した。
 設定の誤りがあった井戸は6本。このうちの1本で5月17〜21日、1号機の廃棄物処理建屋内にある汚染水の水位より最大約2センチ低くなる水位逆転が8回起きた。
 東電は、処理建屋により近い複数の井戸の水位変動を確認し、全て建屋内の水位より最低でも約80センチ高かったため、露出はないと判断した。
 6本の井戸は4月から8月にかけて運用を始めたが、4月以降の井戸水の放射性物質濃度を調べたところ、特段変化はなかったという。
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