[2014_06_04_01]トリチウム分離 政府技術検証へ 福島原発汚染水(東奥日報2014年6月4日)
 
[テキスト文]
 経済産業省資源エネルギー庁は3日、東京電力福島第1原発の汚染水から取り除けない放射性物質トリチウムを分離する技術を検証する事業について、参加を検討する事業者を対象に説明会を開いた。
 事業者が提案する技術に関し、トリチウム分離の処理能力に加え、設備の建設や維持に必要な費用を検証する。第1原発の多核種除去設備(ALPS)で浄化後もトリチウムが残る水の扱いについて、経産省は方針を決めておらず、今回の事業の成果を今後の議論に反映させるとしている。説明会には国内外の事業者などの約60人が参加。「第1原発の敷地から処理後の水を他の自治体に持ち出すのは難しい」「実施期間が短すぎる」との指摘もあった。
 事業は5月から公募しており、7月に有識者からなる審査委員会を開き、同月末に事業者を決める。
KEY_WORD:FUKU1_:経済産業省資源エネルギー庁: