[2021_04_22_03]原発処理水の海洋放出 東京電力が宮城県議会に説明 議員「これまでの対応では不安払しょくできない」(KHB東日本2021年4月22日)
 
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原発処理水の海洋放出 東京電力が宮城県議会に説明 議員「これまでの対応では不安払しょくできない」

 福島第一原発から出た処理水の海洋放出について、東京電力の担当者が22日、宮城県議会で今後の対応を説明しました。福島第一原発から出た放射性物質を含む処理水は、2年後をめどに海洋放出が始まる予定です。
 22日に開かれた県議会の調査特別委員会では、東京電力の担当者がモニタリングの強化や、正確な情報発信に努めること、また、風評被害が生じた場合は適切に賠償することなどを説明しました。議員からはこれまでの東電の対応では不安を払しょくできないとの指摘がありました。
 議員「原因に関して積極的に話をする、話を聞くということが本来必要である。非常に大きな不信感がある」
 指摘に対し、東京電力の担当者は「関係者の意見を聞いて今後の対策を検討し、信頼できる事業者になれるよう努める」と答えました。
 このほか、議員からは「海洋放出はいつまでに終わるのか」と質問があり、東京電力の担当者は「廃炉が完了するまでに終わらせたい」との考えを示しました。廃炉作業は30年から40年かかるとされています。
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