[2021_04_15_10]福島県知事が経産相と面会 処理水の海洋放出で5項目要望(毎日新聞2021年4月15日)
 
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福島県知事が経産相と面会 処理水の海洋放出で5項目要望

 約2年後の海洋放出が決まった東京電力福島第1原発の処理水に関し、福島県の内堀雅雄知事は15日、東京・霞が関の経済産業省を訪れ、梶山弘志経済産業相と会談した。内堀氏は、風評被害対策の強化や、浄化処理の確実な実施、正確な情報発信など5項目の要望をした。梶山氏は「海洋放出は政府として重要な決断であり、重い責任が伴う。あらゆる対策を徹底的にやる」と応じた。
 内堀氏は、柏崎刈羽原発のテロ対策設備の不備など不祥事が相次ぐ東電を経産省が指導するよう要請した。面会後、報道陣の取材に「風評払拭(ふっしょく)の努力が水の泡になることはあってはならない」と述べた。
 海洋放出による風評被害対策を巡っては、政府は16日に新たな関係閣僚会議を設置して議論を始める。【塚本恒】
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