[2020_07_01_02]トリチウム水海洋放出反対意見書 福島県郡山市の議会が全会一致で可決(テレビユー福島2020年7月1日)
 
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トリチウム水海洋放出反対意見書 福島県郡山市の議会が全会一致で可決

 29日は郡山市議会が、「海洋放出」に反対する意見書を可決しました。これで県内19の市町村で意見書が可決されました。福島第一原発にたまり続けるいわゆる「トリチウム水」。今年の夏までに、処分方法を決める必要があるとされ、国の小委員会は今年2月に、「海か大気中に放出する案が現実的」とする報告書をまとめています。
 こうした中、郡山市議会では、海洋放出に反対する意見書を全会一致で可決しました。意見書では、福島県は震災と原発事故、新型コロナウイルスという「3重の苦しみを克服しようと懸命に努力している」とした上で、トリチウム水が海に放出されれば「風評被害を招き4重の苦しみを背負わされることになる」と指摘しています。
 そして、風評被害対策や情報の公開、「丁寧な意見聴取と合意を重ねる」ことが行われるまでは、海への放出をしないことを求めています。これで、県内の市町村議会によるトリチウム水に関する意見書の可決は19となり、海洋放出への反対は13となりました。
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