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初めに
 
 2016年4月14日から16日(本震)にかけて起きた熊本地震は震度7の連続発生等、異例づくめの地震でした。このような異常事態でありながら、予防的にも運転中の川内原発を停止しない九州電力の対応や、何も問題が無いと言いつのる規制委の姿勢は、納得できるものではありませんでした。地震発生から約1年間の記事等を、時系列順に並べた記事一覧を作成しました。熊本地震と原発に関する問題の理解の一助となれば幸いです。
 
川内原発の状況
発電炉名 炉型 出力(万kW) 運転開始 運転年数 ※1 事故時の状況 ※2 事故時の状況詳細 現在の状況 ※3 現在の状況の詳細 停止開始 停止期間
川内1 PWR 89 1984/07/04 32年 運転中 運転中 運転中 運転中
川内2 PWR 89 1985/11/28 31年 運転中 運転中 運転中 運転中
 
※1:運転開始から現在(2017.3.11)までの年数
※2:事故とは2011.3.11福島第一原発事故、停止中は自動停止もしくは定期検査による停止中、
   廃炉中は廃炉作業中の意味
※3:現在とは2017.5.10とする。

 
熊本地震の経緯(1596〜2017)

 
(1)1596/09/01 慶長伊予地震(慶長伊予国地震)(M7.0)発生
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(2)1596/09/04 慶長豊後地震(大分地震)(M7.0〜7.8)発生
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(3)1889/7/28 熊本地震(M6.3) (別名 金峰山地震、明治熊本地震)発生
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(4)1978/11/21 川内原発の地質地盤調査のコア試料の差し替え疑惑
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川内原発の地質地盤調査のコア試料の差し替え疑惑 科学技術  1978/11/21

 
(5)1984/07/04 川内1号機運転開始
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(6)1995/01/17 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震(M7.3))発生
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(7)1997/05/13 鹿児島県北西部地震(M6.4)発生 川内市で最大震度6弱
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(8)2007/07/16 新潟県中越沖(M6.8)地震発生
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(9)2011/03/11 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震(M9.0))
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日本の地震学、改革の時_ロバート・ゲラー NATURE  2011/04/28
 
大地震でも生き残る街「全国ベスト5」公開 女性自身  2012/05/07
 
九州の地質構造の概略と活断層の分布 地震推本  2013/02/01
 
原発事故時の住民避難「九州新幹線活用を」 薩摩川内市長 日経新聞  2014/08/18
 
平成27年11月14日05時51分頃の薩摩半島西方沖の地震について 気象庁  2015/11/14
 
陸のプレート境界は 「日本列島に複数存在」説も 東奥日報  2016/03/29

 
(10)2016/04/14 熊本地震(M6.5)発生 最大震度7
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熊本地震震度7 2人死亡 M6.5 倒壊多数、火災 けが200人超 東奥日報  2016/04/15
 
平成28年4月14日21時26分頃の熊本県熊本地方の地震について 気象庁  2016/04/14

 
(11)2016/04/14 菅義偉官房長官が「震度7強」と発言
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菅義偉官房長官「震度7強」発言 Youtube  2016/04/14
 
九州で強い地震相次ぐ、熊本で最大震度7 少なくとも9人死亡 ロイター  2016/04/15
 
熊本で震度7! 川内原発にこの規模の地震が直撃していたら… リテラ  2016/04/15

 
(12)2016/04/15 加速度は川内原発規制基準の3倍弱
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(前略)今回の地震による揺れの強さは、1580ガルであったことが公表されている。(中略)九州電力川内原発の耐震性能基準は福島事故発生前は372ガルだった。それが、福島事故を受けて620ガルに引き上げられた。これでも「世界でもっとも厳しい規制基準」だ。なぜなら、地震の巣の上に原発を立地するような狂気の判断をする国など存在しないからである。(中略)今回の地震で観測された地震動は1580ガルだ。川内原発の規制基準の約3倍の強さの揺れである。(後略)
 
4.14熊本県地震加速度は川内原発規制基準の3倍弱 市村悦延  2016/04/15

 
(13)2016/04/15 熊本県知事 政府の「屋内避難」に反発
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(前略))松本副内閣相によると、「河野(太郎)防災担当相に『今日中に青空避難所というのは解消してくれ』と強く言われて参った」と力説したところ、知事は「避難所が足りなくてみなさんがあそこに出たわけではない。余震が怖くて部屋の中にいられないから出たんだ。現場の気持ちが分かっていない」と不快感を示したという。(後略)
 
熊本地震 知事「現場分かってない」…「屋内避難」に反発 毎日新聞  2016/04/15

 
(14)2016/04/16 熊本地震(M7.3)の本震発生 最大震度7
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(前略)気象庁の青木課長は「断層がずれたことで、その延長上にある別の断層に影響を与える可能性はある」と関連する可能性を示した。その上で地震が想定以上に広範囲に及んでいる状況に関し、「ここまで大きい地震になるのは近代観測史上、聞いたことがない」とも説明した。(中略)気象庁は15日、一連の地震を「平成28年熊本地震」と命名したが、大分県でも地震が発生したことで青木課長は「今後検討されると思う」と述べ、変更する可能性も示唆した。
 
阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者 産経新聞  2016/04/16
 
熊本地震 熊本、阿蘇、大分 3つ別々の地震が同時に発生 毎日新聞  2016/04/16
 
阿蘇、大分も震源域に 九州横断の「溝」にずれ 西日本新  2016/04/16
 
専門家が警鐘「南海トラフ、首都直下地震を刺激」 熊本震度7 夕刊フジ  2016/04/16
 
熊本地震 川内原発の即時停止申し入れ 共産党鹿児島県委 毎日新聞  2016/04/16
 
震度7級「大分でも」 断層、中央構造線の延長 大分合同  2016/04/16

 
(15)2016/04/16 大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震
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地震が前の地震を凌駕し、これが本震と呼ばれ、その後に阿蘇山の北側に誘発地震を起こし、その後に最初の地震から100kmも離れた大分県の別府−万年山(はねやま)断層帯にも「飛んで」地震が誘発されたと考えられます。 別府−万年山(はねやま)断層帯も中央構造線に含まれる断層ですから、大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震であると思います。そのまま中央構造線上で「飛ぶ」と、伊方原発の目の前で巨大地震が起きる可能性が飛躍的に高まってきます。(後略)
 
大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います たんぽぽ  2016/04/16
 
福岡高裁の「川内原発運転差止仮処分の却下」は完全に間違った決定 たんぽぽ  2016/04/16
 
熊本地震 「本震のエネルギー、前震の16倍大きく」 毎日新聞  2016/04/16

 
(16)2016/04/17 地震活動の範囲 南西側に広がる
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(前略)16日午前9時16分ごろ、熊本市の南側にあたる八代市や宇城市などで震度4の揺れを観測したマグニチュード4.5の地震以降、日奈久断層帯の南西側で地震活動が活発になっているということです。多くは体に感じない小さな地震だということです。 17日午前、記者会見した青木元地震津波監視課長は「おとといからの地震の一連の活動と見られており、いつ、どのような規模の地震が起きるのか、という正確な予測はできないが、地震活動が高まっていると考えられる。これまでの地震で強い揺れを観測しているところもあり引き続き強い揺れに警戒して欲しい」と呼びかけました。(後略)
 
気象庁 地震活動の範囲 南西側に広がる NHK  2016/04/17
 
「川内」運転住民ら不安 政府、地震域拡大でも静観 東京新聞  2016/04/17
 
双子地震後に本震ほぼ例なく 熊本地震メカニズム 京都新聞  2016/04/17

 
(17)2016/04/18 「熊本地震」名称変えず=気象庁
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 気象庁の青木元・地震津波監視課長は18日の記者会見で、「平成28年(2016年)熊本地震」の名称は変更しない考えを示した。 14日夜に熊本県熊本地方でマグニチュード(M)6.5、最大震度7の地震が発生して命名した後、16日に熊本地方でM7.3、阿蘇地方や大分県中部でM5.3〜5.8の地震が起きていた。 気象庁は名称変更を一時検討したが、青木課長は「熊本地震と引き続く地震活動と捉えている」と説明した。
 
「熊本地震」名称変えず=気象庁 時事通信  2016/04/18

 
(18)2016/04/18 規制委員長 川内原発の運転止める必要ない
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(前略)記者会見では、気象庁が今後の活動について正確な予測ができないとしていることから、予防的に止めることはないのかと質問が出されました。 これに対し、田中委員長は、川内原発の審査の過程で今回の震源とみられる布田川・日奈久断層帯の地震を含め、不確実性があることも踏まえて評価しているとして、「川内原発で想定外の事故が起きるとは判断していない」と述べ、今のところ、川内原発の運転を止める必要はないという考えを示しました。(後略)
 
原子力規制委員長 川内原発の運転止める必要ない NHK  2016/04/18
 
熊本地震 2つの断層が連動 揺れの回数は過去最多 東京新聞  2016/04/18
 
◆福島事故を忘れない 鎌田 慧 たんぽぽ  2016/04/19
 
【動画】震源南下? 専門家に聞く 鹿児島タ  2016/04/20

 
(19)2016/04/20 震源が南下 八代M5.5 川内原発から80キロ
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(前略)19日は午後9時前にも、ほぼ同じ場所を震源とするM5・0の地震が起き、八代市などで震度5弱を観測。気象庁は記者会見で、今後活動域が南西側に広がる可能性について「全体的にどこで発生するか分からず、予測は非常に難しい。現状では(南西側に)延びる様子は見られないが、厳重に監視する」と説明した。八代市は九州電力川内原子力発電所(鹿児島県)から、北東約80キロに位置する。(後略)
 
<熊本地震>震源が南下 八代M5.5 川内原発から80キロ 西日本新  2016/04/20
 
気象庁「過去に例ない」 震源域内、広範囲で揺れ 東奥日報  2016/04/20
 
◆止めない理由 斎籐美奈子 たんぽぽ  2016/04/20
 
「平成28年(2016年)熊本地震」について(第22報) 気象庁  2016/04/20
 
特集_熊本地震_熊本地震、こう揺れた_2016年4月14日-20日 朝日新聞  2016/04/20
 
「社会通念」を無視して川内原発を止めない原子力規制委員会 たんぽぽ  2016/04/21
 
熊本地震と阿蘇山噴火、南海トラフは関連するのか 島村氏に聞く ダイヤ  2016/04/21
 
熊本地震1580ガルでも原発停止否定 川内原発基準地震動2.5倍超を無視 ハンター  2016/04/21
 
規制委員会の「原子力災害対策指針」「警戒事態を判断するEAL」 たんぽぽ  2016/04/22
 
行政の判断があいまいな「震災関連死」 たんぽぽ  2016/04/22

 
(20)2016/04/22 川内原発の運転停止と基準地震動見直し 緊急申し入れ
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4月14日のM6.5の地震は、(中略)KiK-net益城観測点KMMH16では、地表で1,580ガルの非常に大きな地震動が観測されました。 原発の基準地震動と関係の深い地下地震計では、南北方向237ガル、東西方向178ガル、鉛直方向127ガル、3成分合成で260ガル程度の地震動が観測されました。これを解放基盤表面はぎとり波に換算すると、ほぼ2倍になり、それぞれ470ガル、350ガル、250ガル、3成分合成で520ガル相当になります。 益城観測点の地下地震計は地下252m、S波速度Vs=2,700m/sの地震基盤に設置されており、川内原発の解放基盤表面(Vs=1,500m/s)より硬い岩盤だと言えます。(中略)したがって、益城観測点での南北方向470ガルはJNESによる地震動解析結果をやや上回ると言えます(中略)川内原発の基準地震動を超える地震動が、しかも、M6.5のどこでも起こりうる小さな地震によって、川内原発周辺で実際に起きたことになります。
 
熊本地震 川内原発の運転停止と基準地震動見直し 緊急申し入れ 若狭ネト  2016/04/22

 
(21)2016/04/22 川内原発:わずか20分の議論で科学的に安全と言えるのか
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(前略) 熊本地震発生後、川内原発について原子力規制委員会で話し合われたのは4/18の1回で、総会議時間40分、報告を除く議論時間はわずか20分です。しかもその中では、川内原発付近で新たな地震が発生する可能性や、今回の地震で観測されたデータの分析は全く行われていません。 4/20の会議では、川内原発の話はゼロで、高浜原発再稼働の議論がなされています。(後略)
 
川内原発:わずか20分の議論で科学的に安全と言えるのか change  2016/04/22

 
(22)2016/04/22 81年基準改定で「耐震」のはずが被害 震度7続発は想定されず
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(前略)「数年前に耐震工事を終えていたのに…」と熊本県益城町の職員は言う。鉄筋コンクリート造り三階建ての町役場は、外付けフレームで補強していた。十四日夜の震度7には耐えたが、十六日の本震で亀裂が入り、倒壊の恐れで立ち入り不可となった。 東京理科大の北村春幸教授(建築構造学)は「大地震は二度来るとボディーブローのように効いて被害が大きい。一度目で壊れて強度が落ちた建物は、むち打つように大きく揺れて壊れやすい」と言う。「耐震基準は最低限の基準。免震や制震など、被害軽減のための対策が必要だ」とも。(後略)
 
81年基準改定で「耐震」のはずが被害… 震度7続発は想定されず 東京新聞  2016/04/22
 
「中央構造線」列島横切る巨大断層 熊本地震の延長上 九州〜近畿で400年前に連続発生 日経新聞  2016/04/22
 
日本人が初めて体験した巨大地震 阿蘇山の「連動噴火」は起こるか たんぽぽ  2016/04/23

 
(23)2016/04/23 原発報道「公式発表で」 NHK会長が指示
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 NHKが熊本地震発生を受けて開いた災害対策本部会議で、本部長を務める籾井勝人(もみい・かつと)会長が「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と指示していたことが22日、関係者の話で分かった。識者は「事実なら、報道現場に萎縮効果をもたらす発言だ」と指摘している。
 
原発報道「公式発表で」…NHK会長が指示 毎日新聞  2016/04/23

 
(24)2016/04/25 これ以上大きな地震は来ないはずで帰宅して死亡
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(前略)14日に気象庁や地震研の言葉を真に受け、これ以上大きな激震は来ないはずという予断で帰宅し、亡くなった方がいます。 「14日の地震を本震」といった全ての地震学者は、被害に遭われた住民に深く謝罪すべきです。併せて、膨大な、無駄な研究費も国庫に返却すべきです。 地震は2度本震があったのではなく、本震は1度しかなく、激しい余震があったにかかわらず実際は警戒を緩めるような言葉を口にしたのです。
 
これ以上大きな激震は来ないはずで帰宅し亡くなった方がいます たんぽぽ  2016/04/25
 
「想定外に備え、川内原発は一時稼働停止を」 30キロ圏住民調査 東洋経済  2016/04/26
 
熊本地震 原発報道は公式発表で NHK会長が指示 東京新聞  2016/04/27

 
(25)2016/12/30 熊本地震で国内最大の計測震度6.9を観測
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大阪大学の秦吉弥氏が4月15日に設置した地震計で、4月16日未明の地震で計測震度6.9を観測
 
地震動・地盤振動_秦吉弥_大阪大学 熊本速報  2016/04/27
 
福岡管区気象台「中央構造線への影響を監視」 大分合同  2016/04/28

 
(26)2016/04/28 学者の警告を遮るフジと日テレ、中央構造線に触れないNHK
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(前略)もっとタチが悪かったのは、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)だ。専門家ゲストの武蔵野学院大学・島村英紀教授は、今後、大きな地震が発生する可能性が高まっている北東の先に伊方原発が、南西に川内原発があると指摘し、「(それらの場所に)どれほどのエネルギーが溜まっているかはわからない」とした。だが番組は、まるでこの指摘を打ち消すかのように、原子力規制委員会・田中俊一委員長が川内原発の運転を「安全上の問題があるとは思えない」としたコメントを紹介。そして、司会の宮根誠司は「(原子力規制委の)専門家の方の意見だから信じるしかないし、わからない」とまとめたのだ。(後略)
 
学者の警告を遮るフジと日テレ、中央構造線に触れないNHK リテラ  2016/04/28

 
(27)2016/04/28 国の地震予測地図はアテにならない
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(前略)1995年に旧「地震予知推進本部」が「地震調査研究推進本部」に名称変更されたが、地震調査推進本部の主要メンバーは以前とほとんど変わらなかった。唯一の変更点は地震のハザード・マップ(確率的地震動予測地図)を作成・公表するということだった。 そのハザード・マップを、実際に起きた大地震と重ね合わせてみると衝撃的な事実がわかる。今後30年のうちに震度6弱以上の地震に見舞われる確率が極めて高いとされている、南海・東南海・東海地方や首都圏では、1990年以降死者10人以上の地震は起こっていない。実際に起きた震災は、比較的安全とされた地域ばかりだった。この地図はハザード・マップではなく、“外れマップ"と呼ぶべきだ。(後略)
 
「地震は予知できない」という事実 国の地震予測地図はアテにならない 東洋経済  2016/04/28

 
(28)2016/04/28 テレビ報道者も間違う「震度最大10」の誤解
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(前略)この「震度7」に接して「やはり」と思ったことがある。 テレビの地震報道番組内で、年季の入ったジャーナリストが「震度7以上の地震が来たら」と口にしたのだ。 巨大地震を論じる他のテレビ番組内でも、「今後、震度8の地震が来たら」と発言した論者もいた。 深刻な災害だからこそ、正確な報道が必須なのに「震度」を理解していないのは何ともまずかった。 震度を表現する数字を「震度階級」と呼ぶが、「震度7が震度階級では最大」であることを知らない人が思いのほか多いのではと前々から心配していたが、報道人ですら理解していなかったとは……。(後略)
 
テレビ報道者も間違う「震度最大10」の誤解 日経ビジ  2016/04/28

 
(29)2016/04/28 規制委が川内原発への地震の影響について見解(1)
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 今回の地震により川内原子力発電所で観測された最大の揺れは、数ガルから十数ガル程度であり、原子炉を自動(前略)停止させる設定値である80から260ガルに比べて小さいものです。 川内原子力発電所の新規制基準適合性審査では、今回地震が発生している布田川(ふたがわ)断層帯と日奈久(ひなぐ)断層帯の2つの断層帯が連動して、一度に動くことを想定し、長さ92.7km、マグニチュード8.1とし、発電所に与えるこの地震の影響は、100ガル程度と評価しています(今回の地震で最大のものは、マグニチュード7.3)。(後略)
 
平成28年熊本地震における九州電力川内原子力発電所への影響と見解について(1) 規制庁  2016/04/28
 
「熊本でも起きていた誘発地震 現在の地震学では判断不能」 夕刊フジ  2016/04/29

 
(30)2016/04/30 地域係数の謎(再掲)
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(前略))ところで、先般(2016年4月)大地震に見舞われた熊本県だが、ここは県内全域にわたって地域係数が0.9ないし0.8と決められている。 なかでも、市庁舎が崩壊した宇土市の地域係数は0.8である。この値は「守るべき最低値」なので、実際にこの建物が地域係数0.8で設計されたのかどうかは明らかではないし、たとえそうだったとしても、それが今回の被災の原因だったと断定はできないだろう。(後略)
 
地域係数の謎(再掲)_野家牧雄 ストラク  2016/04/30

 
(31)2016/05/01 NHK_鹿児島県_震度_地図からカット画面
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NHK_鹿児島県_震度_地図からカット画面の抜粋 IWJ  2016/05/01
 
地震・原発複合災害、不安の声 「屋内退避」阻む余震 毎日新聞  2016/05/02
 
中央構造線断層帯(金剛山地東縁−伊予灘) 地震推本  2016/05/02
 
震度7 Wikipe  2016/05/02

 
(32)2016/05/02 噴煙4100メートル 今年1番の高さ 鹿児島・桜島
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噴煙4100メートル 今年1番の高さ 鹿児島・桜島 東奥日報  2016/05/02
 
「忘れたころにやってくる」は首都圏にこそ、いちばん当てはまる言葉 たんぽぽ  2016/05/05
 
「揺れを過小評価」 中央構造線から6〜8キロに立地 大分合同  2016/05/07

 
(33)2016/05/09 防災計画 連続震度7想定せず 全ての都道府県
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 災害時の緊急対策などを定めるため、各自治体が策定する「地域防災計画」に、熊本地震のような最大震度7の地震が連続発生することを想定した記載がないことが、47都道府県への取材で分かった。熊本地震では、4月14日の震度7の発生後、避難者が自宅に戻り、16日の2度目の震度7で死者を含む深刻な被害が出た。専門家は地域防災計画に盛り込むよう呼び掛けており、兵庫県など4府県が見直しを検討すると回答した。
 
防災計画 連続震度7想定せず 全ての都道府県 毎日新聞  2016/05/09
 
気象庁の敗北宣言 震度7、連鎖の衝撃(1) ルポ迫真 日経新聞  2016/05/10
 
熊本地震が示した「地震地域係数」の危うさ 40年近く変わらず たんぽぽ  2016/05/13
 
耐震基準に地域差=連続地震想定せず−専門家「議論が必要」・熊本地震 時事通信  2016/05/13

 
(34)2016/05/15 00年耐震規定でも全壊 木造17棟 施工不良など多く
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 熊本地震で震度7を2回記録した熊本益城町で、新耐震基準の規定が強化された2000年以降に建てられたとみられる木造家屋400〜500棟を日本建築学会が調査したところ、9棟が倒壊するなど計17棟が全壊したとみられることが分かった。(後略)
 
00年耐震規定でも全壊 木造17棟 施工不良など多く 毎日新聞  2016/05/15
 
検証熊本地震 警告伝わらず 県「安全」と企業誘致 発生1カ月 毎日新聞  2016/05/15
 
検証 熊本地震 小さく見える発生確率 耐震基準 地域で差 毎日新聞  2016/05/15
 
伊方耐震評価見直しを 熊本地震上下動に着目 岡村・高知大特任教授 愛媛新聞  2016/05/16

 
(35)2016/05/17 原子力市民委員会が規制委に新規制基準の全面的見直しを要求
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(前略)原子炉を一時停止しておくことは、地震に対して有効な方策である。それにより運転中に激しい地震動に襲われるのに比べて、過酷事故発生のリスクを大幅に減らすことができる。なぜなら激烈な地震動により制御棒の原子炉への挿入に失敗するリスクをゼロにできるからである。 また原子炉内の核燃料の発熱量も格段に小さくなっているため、不幸にして異常事態が発生した場合でも、核燃料溶融に至るまでに冷却注水を行うための対処時間を相対的に長く確保できるからである。(後略)
 
声明:熊本地震を教訓に規制委は新規制基準を全面的に見直すべき 原市民委  2016/05/17
 
熊本地震を教訓に規制委は新規制基準を全面的に見直すべきである 原市民委  2016/05/17
 
熊本地震の特性を踏まえ、川内原発の即時停止を求めます 原市民委  2016/05/17
 
原子力規制委員会記者会見録 規制委  2016/05/18

 
(36)2016/05/19 震度7連続 1.5倍の耐震強度必要 基準内で倒壊の恐れ
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(前略)竹脇教授によると、鉄骨造りで震度7相当のエネルギーを1回加えることで倒壊する建物と、同じエネルギーを2回加えて倒壊する建物の強度を独自に開発した計算手法で比較した。その結果、1回目の地震でダメージを受けて変形した建物は揺れに対する抵抗力が低下し、2回目の地震に耐えるためには現行基準の5割増の強度が必要だった。(後略)
 
震度7連続 1.5倍の耐震強度必要 基準内で倒壊の恐れ 毎日新聞  2016/05/19

 
(37)2016/05/20 巨大地震に弱い震度計の問題点
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(前略) 2日後の4月16日にM7.3の地震が起きた。(中略)気象庁から発表された震度は6強どまりで、震度7を記録した場所はなかった。このため、当初、この地震は震度6強の地震として発表された。 震度7がなかったのは、前のM6.5の地震のときに震度7を記録した益城町の役場に置いてあった震度計が、停電のために動作していなかったためである。 震度は震度計がある場所でしか観測できない。周囲の地震計から数値を求めるMとは違う。 震度計は停電していたら動作しない。せめて電池によるバックアップの仕組みくらいは持つべきであろう。(後略)
 
「巨大地震に弱い震度計の問題点」 島村英紀  2016/05/20
 
熊本県から大分県にかけての地震活動の状況(5月21日13時30分現在) 気象庁  2016/05/21
 
中央構造線ってなに? 大鹿博物  2016/05/22

 
(38)2016/05/26 原子力民間規制委 規制勧告に対する四電の回答と聴聞
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(前略)向井:実際、岩盤が固いので1/5程度の揺れしか発生しないということを確かめたのですか?それを証明するデータはあるのですか? 木村:実験したわけではありません。過去の地震があったときに、どのくらい発電所が揺れたかのデータはあります。伊予灘地震(2014.3.14)では、九町で141ガル、湊浦で約230ガル計測しましたが、伊方発電所では56ガルでした。伊方発電所で観測した一番大きな揺れは、芸与地震(2001.3.24)で伊方町(九町)108ガルに対し、伊方発電所では64ガルでした。(後略)
 
規制勧告に対する四電の回答と聴聞_第1回議事録 民規制委  2016/05/25
 
熊本地震級が襲ったら何処が壊れるか 「弾性範囲」ではない川内原発 たんぽぽ  2016/05/26
 
熊本地震で規制庁交渉 納得のいく回答なし たんぽぽ  2016/05/26
 
熊本地震を受け再稼働中止要求「民間規制委」 愛媛新聞  2016/05/26
 
九州縦断の大地震だ。原発が超危険だ! 日本人はノンビリしすぎ たんぽぽ  2016/05/27

 
(39)2016/05/30 川内原発 基準地震動620ガルは妥当なのか
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(前略) マグニチュード6.5の地震で1399ガルの上下動を観測したのは初めてのことだ。 マグニチュード6.5という値は実に象徴的だ。これは、震源が知られていないところで起こりえる地震で、最大のものと国や事業者が想定した地震と同である。もちろんもっと大きな地震も起こりえる。2006年の耐震設計審査指針見直しの議論では強い異論が出された項目の一つだ。言い換えるならば、不意打ちを食らう可能性がある地震の内で、争いのない大きさとして最も大きい地震だ。 そのような地震でも想定以上の揺れが起こりえることを示した点では重要だ。(後略)
 
川内原発「耐震偽装」の実態 基準地震動620ガルは妥当なのか たんぽぽ  2016/05/30
 
四国電力原子力本部から規制勧告の対する回答を受けて、ヒアリング 民規制委  2016/05/31

 
(40)2016/05/31 規制庁 M6.5の前震で1,000ガル超(はぎとり波換算)の地震動が起きた可能性認める
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(前略)熊本地震と川内原発に関する私たちの主張そのものについては、「現時点では即対応すべきとは考えていない。」「現時点で、詳細はぎとり波解析をやるというところまで知見収集も至っていない。」としながらも、事実上、(1)熊本地震の前震であるM6.5の地震で1,000ガル超(はぎとり波換算)の地震動が起きた可能性、(2)益城観測点の地下地震観測記録が川内1・2号の基準地震動を超えた可能性、(3)地震動評価手法の一つである耐専スペクトルが大幅な過小評価である可能性については、事実として認めざるを得ませんでした。(後略)
 
原子力規制委交渉を踏まえ,川内1・2号運転中止、再稼働認可取り消し 若狭ネト  2016/05/31

 
(41)2016/06/01 川内原発から5.6kmで「震度5弱」を観測
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(前略)川内原発から5.6kmの高江観測点(原発と薩摩川内市街との中間点)で、熊本大地震の本震の4月16日1時25分に、震度5弱、計測震度4.7、96.8ガルを記録していたのだ。さいわい、川内原発の3つの地震観測点や久見崎町観測点では震度3だった。◎ 原子力規制委員会は、川内原発は震度3で異常無しと報告していたが、原発からわずか6kmも離れていないところで震度5弱を記録されたことは伝えていない。(後略)
 
川内原発から5.6kmで「震度5弱」を観測 たんぽぽ  2016/06/01
 
全国209名の自治体議員が伊方原発30キロ圏の8自治体に請願を提出 たんぽぽ  2016/06/03
 
【続報】「熊本-大分地震と再稼働」への四国電力の回答とヒアリング たんぽぽ  2016/06/06
 
新規制基準で安全は確保できない 「適合」できるように作られた たんぽぽ  2016/06/07
 
福井3原発、「連続大地震想定せず」 弁論で滋賀の住民側主張 京都新聞  2016/06/10
 
免震重要棟がないままで川内原発を稼働するな たんぽぽ  2016/06/11
 
大地震確率 太平洋側が上昇 6弱以上30年内予測 関東は横ばい 東京新聞  2016/06/11
 
社説 熊本地震2カ月 「想定しない」は過ちだ 東京新聞  2016/06/14

 
(42)2016/06/15 規制委が川内原発への地震の影響について見解(2)
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Q:この熊本地震では、約1580ガルの地震加速度が観測された地点もあります。 川内原子力発電所で想定する基準地震動620ガルというのは、小さすぎるのではないですか。 A:地震加速度は、観測地点ごとに特有の地質などの要素、計測の方法によって大きく変化します。 それぞれの数値を比較するには、それらの詳細な条件について注意が必要です。地盤などの条件が異なる場合、地震加速度の単純な比較はできません。
 
平成28年熊本地震における九州電力川内原子力発電所への影響と見解について(2) 規制庁  2016/06/15

 
(43)2016/06/17 大飯の地震動、再算定を 前委員長代理が規制委に指摘
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(前略)島崎氏は、地表に対し垂直または垂直に近い断層では、入倉・三宅式だと、他の計算式の三分の一〜四分の一程度になる場合があると指摘。西日本の断層の多くは垂直に近く、「この計算式を津波や強い揺れの推定に用いてこのまま対策が進められたら、想定外の災害や事故が繰り返される恐れがある。悲劇を繰り返してはならない」と訴えた。(中略)退任後、日本海の津波問題を検証する中で計算式も見直し、四月の熊本地震で得られた詳細な観測データが、この計算式では説明できないことから問題点があるのを確認したという。(後略)
 
大飯の地震動、再算定を 前委員長代理が規制委に指摘 東京新聞  2016/06/17
 
元規制委委員が大飯原発の危険性を警告 「関電に過小評価の疑い」 東洋経済  2016/06/20
 
川内原発 熊本地震級で溶融か 川内原発なぜ止めない 金曜宮崎  2016/06/20
 
地球物理学から見た地震と原発 島村英紀 9条連  2016/06/20
 
大飯原発の地震動を再算定へ 規制委、「過小評価」の指摘受け 東京新聞  2016/06/21
 
四電の「安全最優先」は口先だけ、地震があろうと何があろうと再稼働 民規制委  2016/06/22
 
常識くつがえす九州大地震は「原発動かすな」の警告 たんぽぽ  2016/06/29
 
大分でも仮処分申請 伊方原発運転停止を求め 大分合同  2016/06/30
 
既存原発を稼働させるための「新規制基準」施行3年 たんぽぽ  2016/07/02
 
常識くつがえす九州大地震は「原発動かすな」の警告 たんぽぽ  2016/07/02
 
原子力規制委員会記者会見録 規制委  2016/07/13

 
(44)2016/07/14 現行耐震基準の盲点、配慮不足や施工ミスが倒壊招く
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(前略)現行の木造住宅の仕様規定、いわゆる2000年基準に沿って建設したとみられる400 〜500棟の住宅のうち、生存空間がなくなるほどつぶれた(以下「倒壊」)ものが4 〜9棟、建物が大きく傾いて構造体に大きな被害が生じているもの(以下「全壊」)が6〜8棟、合わせて最大17棟が全壊・倒壊していることが分かった。(中略)五十田教授は「建築基準法は人の命を守ることを前提としている。現行の基準で倒壊した住宅が出たことは重く受け止める必要がある」と話す。(後略)
 
現行耐震基準の盲点、配慮不足や施工ミスが倒壊招く 日経アキ  2016/07/14
 
島崎元委員、怒る〜規制委が再計算するとなぜか地震動が小さく 規制監視  2016/07/15
 
そこが聞きたい 熊本地震の教訓 山岡耕春氏 毎日新聞  2016/07/16
 
熊本地震 「岩せつなだれ」現象 緩斜面の土砂災害 毎日新聞  2016/07/18
 
島崎前原子力規制委員会委員長代理との面会について 規制委  2016/07/20
 
原子力規制委員会記者会見録 規制委  2016/07/20
 
島崎前原子力規制委員会委員長代理との面会について 規制委  2016/07/20
 
大飯原発地震動試算騒動が示す田中委員長の傲慢 たんぽぽ  2016/07/23
 
原発の地震動見直しと美浜3号審査中止を求める緊急要請・院内集会 いちろう 2016/07/27
 
社説 原発の新たな知見 積極的な検証が規制委の責務だ 愛媛新聞  2016/07/29
 
穏やかな地点でも起きる岩屑なだれ 島村英紀  2016/07/29
 
玄海原発避難計画の全面的見直し 佐賀県知事宛 避難要請質問書 玄海裁判  2016/07/29
 
【社説】 大飯原発地震動 専門家の意見を聞け 東京新聞  2016/08/02
 
原発の耐震性審査:10年で5回想定を超えた基準地震動_まさのあつこ Yahoo!  2016/08/03
 
大津地裁決定 弁護団長/元金沢地裁裁判長井戸謙一さんに聞く 自治研  2016/08/15

 
(45)2016/08/17 大飯原発「基準地震動評価」批判 島崎氏の指摘
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(前略)電力会社などが用いている入倉・三宅式そのものは、実際に起きた地震のデータを元にすれば、そこから正しく地震動を計算できる一方、大地震が起こる前に電力会社が原発の敷地内や周辺の地質や地層を詳細に調べても、そこで推定した震源断層の大きさから実際に起きる地震動を正確に予測することはできないということを意味している。(後略)
 
大飯原発「基準地震動評価」が批判されるワケ 島崎氏の指摘 東洋経済  2016/08/17

 
(46)2016/08/20 気象庁 大地震後の揺れ見直し 「余震」使わず注意喚起
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 気象庁は19日、大地震の翌日から「余震確率」として公表していた地震活動の見通しについて、今後は余震という言葉を使わずに「同規模の地震に注意」などと呼び掛ける方式に改めると発表した。(後略)
 
気象庁 大地震後の揺れ見直し 「余震」使わず注意喚起 東奥日報  2016/08/20
 
活断層研究者が伊方町で講演 NHK  2016/08/21
 
NHK解説スタジアム8/26(文字起こし) Happy  2016/08/26

 
(47)2016/08/27 知事 川内原発停止を要請
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鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事は26日、県庁で九州電力の瓜生道明社長と会い、川内原発(薩摩川内市)を直ちに一時停止し、施設の安全性を点検・検証するよう求める要望書を手渡した。(後略)
 
知事 川内原発停止を要請 「熊本地震後、不安高まる」 東京新聞  2016/08/27
 
原子力規制委員会記者会見録 規制委  2016/08/31
 
(危険!!)基準地震動が過小評価されている_ちょぼちょぼ市民連合 いちろう  2016/09/01
 
観測に成功した強震動の内容が米国地震学会誌の表紙を飾りました Earthquake  2016/09/01
 
社説 原発避難計画 「絵に描いた餅」ならば 東京新聞  2016/09/05

 
(48)2016/09/12 熊本地震調査 現行耐震基準は有効
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 4月の熊本地震による建物被害の原因を分析していた国土交通省の有識者委員会(委員長=久保哲夫・東京大名誉教授)は12日、新耐震基準の規定が強化された現行基準(2000年改正)について、倒壊・崩壊の防止に有効だったと結論付け、基準の見直しに否定的な見解を示した。(中略) また、ビルやマンションなどの耐震基準について通常を1.0とした場合、地震の頻度が低いとされた九州が0.9〜0.8などと設定されている「地域係数」に関しては、委員から「中長期的に検討すべきだ」との声が出た。
 
熊本地震調査 現行耐震基準は有効 毎日新聞  2016/09/12
 
国交省有識者委、建築物の被害分析最終報告案/現行耐震基準は妥当 日刊建設  2016/09/13
 
原発の耐震「連続M7想定外」 大飯差し止め訴訟、原告主張 京都新聞  2016/09/14
 
あてにならない"余震予知" 島村英紀  2016/09/16
 
九電、川内原発特別点検を開始 全10項目、定検と並行 南日本新  2016/09/28
 
国交省有識者会議 現行耐震基準はおおむね妥当の結論ーこれはおおでたらめだ 金型通信  2016/09/30
 
特集 2016年熊本地震 科学  2016/09/30

 
(49)2016/10/08 阿蘇山が爆発的噴火 警戒レベルを3に引き上げ
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8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的噴火が発生しました。気象庁は、阿蘇山に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル3に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。(後略)
 
阿蘇山が爆発的噴火警戒レベルを3に引き上げ NHK  2016/10/08
 
阿蘇山噴火「熊本地震の影響」指摘も 火口下でマグマ膨張 西日本新  2016/10/08
 
阿蘇山で爆発的噴火 噴煙1万1000メートル 兵庫まで降灰予想 東京新聞  2016/10/08
 
美浜町議会一般質問 「連続地震と原発事故、その対応や対策について」 河本猛  2016/10/08

 
(50)2016/10/21 鳥取で地震(M6.6)発生 北栄町で最高震度6弱
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 防災科学技術研究所は21日、鳥取県中部の地震で震度6弱を観測した鳥取県倉吉市で、瞬間的な揺れの強さを示す加速度が1494ガルだったと明らかにした。熊本地震とほぼ同レベルの強さという。 防災科研によると、倉吉市役所付近に設置した地震計「KーNET」で観測。熊本県益城町で2回目の震度7を観測した4月16日の1362ガルを上回り、1回目の震度7だった4月14日の1580ガルに迫る強さ。(後略)
 
鳥取・地震 倉吉で1494ガル観測 熊本地震と同レベル 毎日新聞  2016/10/21
 
鳥取地震「横ずれ断層型」 熊本と同じ内陸直下 気象庁が見解 日経  2016/10/21
 
鳥取の地震 佐賀新聞  2016/10/22
 
鳥取地震と島根原発 上岡直見 たんぽぽ  2016/10/26
 
玄海原発避難計画の全面的見直しを求めます_佐賀県知事_回答 玄海裁判  2016/10/26
 
玄海原発避難計画の全面的見直しを求めます_佐賀県知事_回答へのコメント 玄海裁判  2016/10/30
 
活断層学会シンポ「活断層の長期評価手法」が 明らかにする予測不可能 たんぽぽ  2016/11/07
 
最新の住宅も倒壊の危険 島村英紀  2016/11/18

 
(51)2016/11/21 熊本地震 益城、地盤変化で木造被害集中 事前把握難しく
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(前略) 産総研などのチームは、木造家屋に被害をもたらす周期1秒の揺れが限られた範囲で強く出た原因を探るため、現地で観測された複数の揺れの記録や、被害集中域で行ったボーリング調査の結果から地下構造を分析。その結果、被害集中域の浅い地下にある地層が強い揺れで崩れてより軟らかくなり、周期1秒付近の地震の揺れを強くさせる性質に変わった可能性が高いことが判明した。(後略)
 
熊本地震 益城、地盤変化で木造被害集中 事前把握難しく 毎日新聞  2016/11/21

 
(52)2016/11/22 福島沖で地震(M7.4)の地震発生 最大震度5弱
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(前略)気象庁によると、東日本大震災の余震とみられ、一四〇センチの津波観測は大震災以降、最大。マグニチュードの規模はM7・3の阪神大震災や熊本地震を上回った。震源地は福島県いわき市の東北東約六十キロ沖で、震源の深さは約二五キロ。気象庁は福島、宮城両県に津波警報、青森、岩手、茨城、千葉各県に津波注意報を出し、午後一時前に全て解除した。(後略)
 
震度5弱、東北に津波 仙台港140センチ 6県に避難指示 東京新聞  2016/11/22
 
「M8くらいまでのクラスは余震としてこの先100年は続きます」 IWJ  2016/11/22
 
基準地震動(水平方向620ガル)が小さすぎる 「免震重要棟なし」 たんぽぽ  2016/12/19
 
熊本地震が明らかにした「繰り返し地震」の重大性 たんぽぽ  2016/12/27
 
川内原発・免震重要棟なしの運転は危険 たんぽぽ  2017/01/11
 
<川内原発>専門家委「熊本地震の影響なし」 提言まとめへ 毎日新聞  2017/02/07

 
(53)2017/02/22 川内原発1号機 鹿児島知事が運転容認
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 鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は22日の県議会で、九州電力川内(せんだい)原発1号機(同県薩摩川内市)について「現状では強い対応を取る必要はないと判断している」と述べ、運転を容認する考えを初めて表明した。定期検査で停止していた1号機が昨年12月に運転再開した際、知事は「専門家委員会の議論を踏まえて判断する」として判断を先送りしていたが、運転を事実上追認した。(後略)
 
<川内原発1号機>鹿児島知事が運転容認 毎日新聞  2017/02/22

 
(54)2017/3/7 熊本地震での地盤増幅
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 日経ホームビルダーに『地盤増幅 揺れが2倍以上に増幅した地域も』という記事があった。(中略) 先名氏は、「増幅率が大きいからといって被害が大きくなるとは限らない。今回は地震によって表層地盤が壊れて非線形化したことで、台地低部の増幅率は1.6〜2倍よりもっと大きくなり、逆に秋津川沿いは増幅が抑えられた可能性がある」と指摘する。非線形化とは、強い地震動によって地盤のひずみが大きくなり、柔らかくなる現象だ。(後略)
 
熊本地震での地盤増幅 高山峰夫  2017/03/07
 
関東の表層地盤 5000か所余で想定の1.5倍以上の揺れ NHK  2017/04/09
 
地震 「熊本」後、13万回 九州で1年間、前年比22倍 気象研 毎日新聞  2017/04/09

 
(55)2017/4/14 熊本地震発生一年 通用しなかった経験則
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 熊本地震から1年がたった。 熊本地震から今年3月末までの約1年間に、同地震の活動域を中心に、人体に感じない小さい地震も含めた地震回数は九州で13万回、これは2015年に全国で起きた12万回を上回った。 余震が熊本地震ほど多かった地震は日本で例がない。つい先月も震度3の地震に襲われた。余震はまだ続いている。 たとえば阪神淡路大震災(1995年)では、余震は1-2ヶ月で収まった。かなり大きな内陸直下型地震でもこの程度で収まってしまう例が多い。(後略)
 
熊本地震発生一年 通用しなかった経験則 島村英紀  2017/04/14

 
(56)2017/04/16 死者の4人に1人は避難後の帰宅で犠牲
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死者の4人に1人は避難後の帰宅で犠牲になった 熊本地震から1年 産経新聞  2017/04/16

 
(57)2017/4/17 断層に大地震跡 過去1万5000年、4〜5回発生か
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 熊本地震を引き起こした日奈久(ひなぐ)断層帯北部の高野−白旗区間の地層調査で、過去約1万5000年の間に4〜5回、大地震があったことを示す痕跡を産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が見つけた。これまで1回の痕跡しか見つかっておらず、発生間隔が不明だった。南部の日奈久区間でも4〜6回の大規模地震の痕跡が見つかり、両区間の地震が連動したと考えられるケースもあったという。(後略)
 
熊本地震 断層に大地震跡 過去1万5000年、4〜5回発生か 日奈久北部 毎日新聞  2017/04/17
 
耐震規制の「落としどころ」をにぎっていた電力会社 たんぽぽ  2017/04/21
 
地震動予測地図 関東〜四国で高い確率継続…震度6弱以上 毎日新聞  2017/04/27
 
太平洋側で地震確率依然高く 予測地図17年版発表 日経新聞  2017/04/27
 
熊本市の地震危険性下がらず 地震後も横ばい 西日本新  2017/04/28
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