[2018_02_27_04]再処理工場の改善活動 原燃社長「着実に進捗」(東奥日報2018年2月27日)
 
 日本原燃の工藤健二社長が26日、定例記者会見を青森市のラ・プラス青い森で開き、六ヶ所再処理工場で進める改善活動が着実に進捗しているとの認識を示した。一方で、中断している原子力規制委員会審査の再開時期は「総合的に判断する」と明示しなかった。
 改善活動の一環で実施している同工場の設備点検作業は、安全上重要な設備を昨年12月までに完了した。ただ、高所や狭い場所で目視確認できない箇所が一部あるほか、屋外にある安全上重要でない設備は点検がまだ完了していない。
 工藤社長は改善活動について「それぞれの取り組みが着実に進捗していると思っている。取りまとめの作業をできるだけ速やかに行いたい」と請った。
 審査再開の申し入れ時期は、「なにかひとつのことが終わる終わらないは重要なポイントだと思うが、全体の進捗状況を総合的に見ていくことが大事」とし、全数点検完了にこだわらず判断する可能性を示唆した。
     (阿部泰起)
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