[2019_02_07_02]再処理工場安全審査 重大事故対策を了承 規制委「合格証」作成へ(東奥日報2019年2月7日)
 
 日本原燃・六ヶ所再処理工場の安全審査に関し、原子力規制委員会の更田豊志委員長は6日の会見で「一通りの議論を終えて(合格証に当たる)審査書の取りまとめに入った」との見解を示した。規制委は会見に先立つ定例会で、重大事故対策に関する審査方針について事務局案を了承した。
 再処理工場の安全審査は1月28日に開かれた追加の審査会合で、原燃側が原子力規制庁審査チームの求めに応じて重大事故対策について説明。規制庁は6日の定例会でその内容や今後の審査方針を議題に上げた。
 規制委から了承を得たことで、審査チームは公開の審査会合を終結させ、原燃側から最終となる補正申請書の提出を待って、審査書案の放りまとめを本格化させる。合格内定の時期について、更田委員長は会見で「規制委にとって再処理施設は初めての判断となるので時間的なことを申し上げる段階にない」と述べた。
    (佐々木大輔)
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