[2019_03_14_05]再処理工場審査書 20日にも草案公開 規制委(東奥日報2019年3月14日)
 
 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の本格稼働に必要な原子力規制委員会の審査を巡り、更田豊志委員長は13日の記者会見で、事実上の合格証に当たる「審査書案」の草案を公開する考えを示した。合格証の作成過程を透明化するのが狙いといい、早ければ20日の定例会合で提示される見通し。再処理工場の審査は最終盤を迎えている。
 審査書案には、事務方の原子力規制庁のチームがこれまでの審査で妥当と確認した原燃の安全対策全般が記載される。出来上がると、規制委が重要議題を審議する公開の定例会合で審査チームから提示され、委員5人が了承すれば事実上の合格となるが、草案段階での公開は異例だ。更田氏によると、審査チームは草案を作成済みで、委員らに内容の説明に回っている。要田氏は会見で「(説明内容に)根本的な疑問がある」と言及。「作成に時間がかかるなら、途中経過を公開の席で示した方がよいのではないか」と述べた。
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