[2019_04_27_02]再処理工場周辺の断層追加調査へ 原燃社長(河北新報2019年4月27日)
 
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再処理工場周辺の断層追加調査へ 原燃社長

 日本原燃の増田尚宏社長は26日の定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)周辺の活断層などに関する追加の地質調査を実施すると発表した。原子力規制委員会が3月の審査会合でデータの拡充を求めたことに対応する。
 調査は、再処理工場の北東約4キロの地点から北に十数キロ伸びる出戸西方断層の北端部分と、地層が波状に変型した「向斜(こうしゃ)構造」が存在する工場の南東1〜2キロの地帯で、ボーリングなどを実施する。
 原燃によると、規制委はこれまでの同社の説明を妥当と判断しており、追加調査は基準地震動の評価に影響を与えるものではないという。
 調査は5月上旬にも始まる。データを取りまとめるまで1〜2カ月かかる見込みで、規制委の審査が当面続くことになる。
 2021年度上期としている再処理工場の完工時期について、増田社長は「(審査合格後の)安全対策工事を効率的に進め、目標をしっかり守る」と話した。

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