六ヶ所村の日本原燃は9日、会長を務める岩根茂樹・関西電力社長（66）が同日付で退任したと発表した。関電側から、岩根氏が電気事業連合会（電事連）会長を退くため原燃会長も辞任するという連絡があったという。辞任の理由は明らかにされていないが、金品受領問題を巡り、経営責任を明確にするためとみられる。原燃会長は慣例的に電事連会長が務めている。岩根氏は今年6月に原燃会長に就任した。
　後任の会長について、原燃は「これまで電事連会長に要請しており、今後は新会長の決定を受けてお願いすることになる」としている。　　　（加藤景子）