[2021_01_22_07]〈柏崎刈羽原発〉花角県政下“初の総括委”で知事と委員長の意見対立 先行き不透明に【新潟】(NST新潟総合テレビ2021年1月22日) |
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福島第一原発事故に関する県の3つの検証委員会を総括する委員会が22日、3年ぶりに開かれました。 花角知事のもとで初めて開かれた検証総括委員会には、7人の委員がオンラインで出席。 総括委員会は、県が進めてきた福島第一原発事故に関する3つの検証委員会を総括する組織です。 3つの検証をめぐっては、これまでに技術委員会と生活分科会が報告書を提出。残る2つも議論は大詰めを迎えています。 この3つの検証の結果が出るまでは、柏崎刈羽原発の再稼働の議論をしないと強調してきた花角知事。会議の冒頭で… 【花角知事】 「検証総括委員会には、各検証委員会において検証結果がまとまったのちに、取りまとめをお願いしたい」 総括委員会に求めるのは3つの検証の取りまとめで、再稼働の是非を判断するのは知事であると説明。 しかし、これに異議を唱えたのが総括委員会の池内了委員長でした。 【検証総括委員会 池内了 委員長】 「再稼働の是非に関する参考意見を科学的・合理的な立場から出せる。そのための総括委員会としたい」 さらに、県民に意見を聴く機会を設けると発言。 ▼県民説明会は県が開催 ▼総括委は3つの検証の取りまとめ ▼柏崎刈羽原発の安全性は技術委が検討 ▼再稼働は知事が判断 上記のように話す花角知事に対し… ▽総括委が県民に意見聴取 ▽総括委として柏崎刈羽原発の安全性も議論 ▽再稼働の是非について参考意見 委員長との見解の相違に花角知事は… 【花角知事】 「委員会の中で議論が始まった。委員長は自分はこういうふうに考えていると。ぜひ議論していただきたい」 柏崎刈羽原発7号機は国の審査にすべて合格し、安全対策工事も完了。 工事計画が一部変更されたものの、早ければ今年6月にも再稼働ができる状態となります。 【検証総括委員会 池内了 委員長】 「(今後の)スケジュール感は今のところ立てられないというのが正直なところ」 再稼働議論の前提となる総括委員会の先行きは、不透明となっています。 |
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