[2021_01_25_02]「使用済み核燃料処理めど立たない」に国「研究続ける」 隣町の原発再稼働、市民意見に回答 京都・舞鶴市(京都新聞2021年1月25日)
 
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「使用済み核燃料処理めど立たない」に国「研究続ける」 隣町の原発再稼働、市民意見に回答 京都・舞鶴市

 京都府舞鶴市は、関西電力高浜原子力発電所(福井県高浜町)1、2号機の再稼働について、市民から寄せられた意見7件への回答を市のホームページ(HP)に追加した。国や関電が再稼働の安全性や使用済み核燃料への対応などを説明し、昨年12月の住民説明会後に募った質問への回答が出そろった。
 「使用済み核燃料の処理のめどが立たない」とする反対意見に対しては「地層処分をより安全に行うため、数万年以上を見据えたリスク要因を抽出し、対応できるよう研究を続けている」と資源エネルギー庁が回答。「いつまでも原発に頼らず、再生可能エネルギーに切り替えるべきだ」との意見には、関電が「いずれの電源にも一長一短があり、現時点では国が進めるエネルギーミックスがベストと考える」と説明した。
 質問や意見は、舞鶴市内で先月6日にあった再稼働に関する住民説明会を受けて同市が募集。20人から94件が寄せられ、順次回答していた。
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