[2021_02_05_03]原発での線量測定「替え玉」で書類送検(福島中央テレビ2021年2月5日)
 
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原発での線量測定「替え玉」で書類送検

 富岡労働基準監督署は、福島第一原発で内部被ばく線量の測定を、別の作業員に受けさせたなどとして、東京都の建設会社とこの会社の工事部長を書類送検した。
 労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、東京都の真和建設とこの会社で工事部長を務める37歳の男性。
 工事部長は2019年8月、福島第一原発構内でタンクの解体作業に従事し3か月に1回、内部被ばく線量の測定を義務付けられていたにも関わらず、別の作業員にいわゆる 「替え玉」で測定を受けさせ、法定の線量測定を受けなかった疑い。
 福島労働局では去年5月にこうした事案について東京電力から報告を受け、捜査を進めていた。
 福島労働局によると、こうした替え玉事案での立件は初めてで、「会社の責任者という立場にあり悪質で重大なものとして立件した」としている。
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