[2021_02_19_08]福島第1原発1、3号機格納容器の水位低下 13日の地震の影響か(時事通信2021年2月19日)
 
参照元
福島第1原発1、3号機格納容器の水位低下 13日の地震の影響か

 東京電力は19日、福島第1原発1号機と3号機で格納容器内の水位が数十センチ低下したと発表した。水位低下は1日数センチ程度のペースで続いているという。原子炉への注水や、溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却は維持されており、東電は外部への放射能の影響はないとしている。13日に最大震度6強を記録した福島県沖地震の影響の可能性があるとみて調べている。
 同原発では、格納容器底部にあるデブリを冷却するため、毎時3トンの注水が継続されている。格納容器の損傷箇所から原子炉建屋に水が漏れているが、1号機では底部から約1.9メートル、3号機では約6.3メートルの水位が保たれていた。
 東電によると、18日午後11時ごろ、運転員が1号機の水位低下を確認。1号機で40〜70センチ、3号機で約30センチ低下したとみられる。
 過去のデータを調べたところ、1号機は15日ごろから、3号機は14日ごろから水位の低下傾向が始まったとみられることが分かった。
 東電は水位の低下幅について、昨年実施した注水停止の試験で低下した量と変わらないと説明。水位の監視を継続しながら、必要に応じて注水量を増やすなどの対策を取るとしている。
KEY_WORD:福1_地震による水位低下_:FUKUSHIMA2021_:FUKU1_: