[2021_02_20_04]格納容器の水位低下 第一原発1、3号機 地震で損傷拡大か(福島民報2021年2月20日)
 
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格納容器の水位低下 第一原発1、3号機 地震で損傷拡大か

 東京電力は十九日、福島第一原発の1号機と3号機の原子炉格納容器の水位が低下傾向にあると発表した。福島県沖で十三日に発生した最大震度6強の地震により格納容器の損傷部分が拡大し、原子炉建屋内に漏れ出る水量が増えた可能性があるという。
 東電によると、1号機で十八日に水位の低下が確認されたため、各号機の格納容器の水位や温度計などを確認したところ、遅くとも1号機では十五日、3号機では十七日から水位の低下傾向がみられるという。格納容器底部からの水位は1号機で約一・九メートルから四十〜七十センチ程度、3号機で約六・三メートルから三十センチ程度それぞれ下がった。原子炉への注水は継続しており、格納容器底部にある溶融核燃料(デブリ)の冷却に問題はないとしている。
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