[2021_02_26_03]輸送用容器に入れる作業完了 燃料すべてを取り出す見通しが立つ 福島第一原発3号機(福島テレビ2021年2月26日)
 
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輸送用容器に入れる作業完了 燃料すべてを取り出す見通しが立つ 福島第一原発3号機

 東京電力・福島第一原発3号機の使用済み燃料プールには、使用済みと未使用あわせて566体の燃料が保管されていて、2019年4月から取り出し作業が進められていた。
 付近の放射線量が高いため作業は遠隔操作で行われ、東京電力は年度内の作業完了を目指していた。2020年11月には、作業が一時中断するトラブルも起きていた。
 2月26日に、最後となる6体の燃料を専用の輸送用容器に入れる作業が完了。これにより、全ての燃料を取り出す見通しが立ったという。
 燃料が溶け落ちる過酷な事故を起こした原発から、燃料の取り出しが完了するのは初めてとなる。一方で、作業開始前には装置のトラブルが相次ぎ、作業開始は当初の計画より4年余り遅れていた。
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