[2021_03_09_07]食品の放射性物質基準見直しを提言 自民党(テレ朝ニュース2021年3月9日)
 
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食品の放射性物質基準見直しを提言 自民党

 自民党は福島第一原発事故後に国が設定した食品に含まれる放射性セシウムの基準値を見直すよう平沢復興大臣に提言しました。
 根本元復興大臣:「蓄積された科学的な知見やデータに基づいて、基準、出荷制限等の規制が合理的なものか検証してもらいたい」
 国が定める食品に含まれる放射性物質の上限は1キロあたり100ベクレルで、原発事故後の2012年4月に導入されました。
 アメリカやEU(ヨーロッパ連合)の10分の1という厳しい基準で野生の山菜やキノコ、ジビエなどは今も福島を中心に出荷制限が続いています。
 地元農家からは基準緩和を望む声がある一方、基準を緩和することで危険だとの誤解が生まれ、「新たな風評被害を生みかねない」と慎重な見方もあり、10年間見直されていません。
 提言では、事故から10年が経って知見やデータが集まっているとして特に消費量の少ない野生のキノコや山菜などの出荷制限を速やかに見直すよう求めています。
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