[2021_04_08_08]非電力に5000億円投資 情報通信を強化―森本関電社長(時事通信2021年4月8日)
 
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非電力に5000億円投資 情報通信を強化―森本関電社長

 関西電力の森本孝社長はインタビューに応じ、非電力分野に2025年度までの5年間で約5000億円を投資する方針を明らかにした。情報通信分野に力を入れ、収益の柱の一つに育てる。デジタル技術で変革を促すデジタルトランスフォーメーション(DX)の企業向けサービス強化や、光ファイバー設備の更新を進める。
 関電は3月に公表した中期経営計画で、情報通信分野の経常利益を25年度に450億円以上(20年度は350億円の見込み)に増額する目標を掲げている。25年度までの5年間で、情報通信に2400億円以上を投資する計画だ。森本氏は「デジタル化の大きな流れの中で、新しいサービスの可能性も十分ある」と述べ、大容量通信規格「5G」の活用やデータセンターの展開に意欲を示した。
 新電力との競争激化や新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主力の電力事業では苦境が続く。関電は不動産事業などにも5年間で計2500億円程度を投資する方針だ。
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