[2021_04_14_20]新潟知事「東電の適格性、国が再評価を」 柏崎刈羽原発巡り(産経BIZ2021年4月14日)
 
参照元
新潟知事「東電の適格性、国が再評価を」 柏崎刈羽原発巡り

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市など)の核物質防護不備問題で、原子力規制委員会が核燃料の移動を禁止する是正措置命令を決定したことを受け、同県の花角英世知事が14日、コメントを発表した。「当座の処分とうかがっている」とした上で「原子炉の運転を適格に遂行するに足りる技術的能力の有無について改めて(東電を)評価していただきたい」と規制委に注文を付けた。
 具体的には、平成29年に同原発6、7号機の審査を合格とした際の国の判断が妥当だったか再評価を求める内容だ。「県民の信頼を確保するためにも厳格かつ適切な対応をしていただきたい」と明記した。
 柏崎市の桜井雅浩市長も「多くの人の期待を裏切り、大きな不安と不信感をもたらした」と東電を批判するコメントを発表。中央制御室への不正入室問題の発表遅れなどを念頭に、規制委に対しても「この半年のプロセスには大きな課題があった」と指摘した。
KEY_WORD:柏崎_侵入検知設備損傷_:KASHIWA_: