[2021_04_23_01]東京電力が柏崎刈羽原発をめぐる一連の問題について説明 市長村長から厳しい声が相次ぐ(TENYテレビ新潟2021年4月23日)
 
参照元
東京電力が柏崎刈羽原発をめぐる一連の問題について説明 市長村長から厳しい声が相次ぐ

 新潟県内の市町村長が出席して4月23日に開かれた懇談会で、柏崎刈羽原発での一連の問題について東京電力新潟本社の橘田昌哉代表が直接説明した。相次ぐ不祥事に参加者からは苦言や厳しい声があがった。

 柏崎刈羽原発をめぐっては核セキュリティーの不備が相次いで発覚し、原子力規制委員会は事実上の運転禁止となる「是正措置命令」を出している。
 長岡市で6年ぶりに開かれた懇談会には、リモートを含めて県内29の市町村長などが出席した。
 東京電力新潟本社の橘田昌哉代表は「皆様方に大変なご不安、またご不信を抱かせることとなってしまって誠に申し訳ございませんでした。」と述べ、一連の問題について経緯や今後の対策を説明した。
 これに対し、新潟市の中原市長は「なぜこのような不祥事が繰り返されるのか、お聞かせください」と尋ねた。
 三条市の滝沢市長は「ここに人が住んでいることをないがしろにされているのではないかと正直強く思っております。」と述べた。
 橘田昌哉代表は「これまでの不適合といわれるもの全般を、よくよく区分けし、しっかりと究明をして、そのうえで抜本的な対策を図ってまいりたい。」と述べた。
 懇談会では原子力規制委員会に対して東京電力の適格性について要望書を提出することを決めた。懇談会終了後、長岡市の磯田市長は「規制庁、規制委員会、県の方に要望の形でしっかり出していきたい。」と説明した。
 要望書では住民の安全を確保するため、国や県に対してさらなる対策を求めるとしている。
KEY_WORD:柏崎_侵入検知設備損傷_:KASHIWA_: