[2021_05_25_04]水産部会「すでに風評被害」 福島第1原発の処理水海洋放出の方針〈宮城〉(仙台放送2021年5月25日)
 
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水産部会「すでに風評被害」 福島第1原発の処理水海洋放出の方針〈宮城〉

 福島第1原発の処理水を海に放出する政府の方針を受けた、宮城県と水産団体による会合が5月24日に開かれ、「すでに風評被害がある」といった意見が相次ぎました。
 この会合は、福島第1原発の処理水について、政府が2年後をめどに海へ放出する方針を決めたことを受け、県と水産関係の7団体による「水産部会」が開いたものです。
 2回目の会合は非公開で行われ、政府や東京電力に対する要望について意見を集約しました。会合では漁業関係者から「海洋放出以外の方法を求めるべき」といった意見や「風評被害を甘く認識しているのではないか」といった意見が出されたということです。

県水産林政部 佐藤靖 部長
 「4月13日の政府決定以降、すでに風評は発生していると、取引などでも中止されたものがあると、速やかな対応が必要なのではないか」
 県は出された意見をとりまとめ、水産業のほか農業、観光業などの10団体で組織する「連携会議」の会合で、政府に対する意見を表明する予定です。

仙台放送
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