[2021_06_16_05]燃料棒破損認める 放射能漏れは否定―中国・台山原発(時事通信2021年6月16日)
 
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燃料棒破損認める 放射能漏れは否定―中国・台山原発

 【北京時事】中国生態環境省は16日、広東省台山市の台山原発で放射性物質が漏れた恐れがあるとの米CNNの報道に関する記者問答をホームページで公表し、「いかなる放射能漏れも発生していない」と否定した。ただ、1号機で燃料棒の一部が破損し、冷却水内の放射線量が上昇していることは認めた。
 中仏合弁の台山原発は、出力175万キロワット級の欧州加圧水型炉(EPR)2基を運用。同省によると、このうち2018年12月に商業運転を開始した1号機内で放射線量が上昇しているが、「安全基準の範囲内だ」と指摘。さらに「原子炉の密閉性は要求を満たしており、周辺への漏えい問題は存在しない」と主張した。
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