[2021_06_22_04]北海道寿都町核のごみ調査応募 議事録開示訴訟、町側争う姿勢(毎日新聞2021年6月22日)
 
参照元
北海道寿都町核のごみ調査応募 議事録開示訴訟、町側争う姿勢

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた北海道寿都町の文献調査応募を巡り、町議会が全員協議会の議事録などを非開示としたのは違法だとして、町民2人が町を相手取り、非開示決定の取り消しと文書の開示を求めた訴訟の第1回口頭弁論が22日、函館地裁(進藤壮一郎裁判長)であった。町側は答弁書で請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 訴状によると、2人は2020年9〜11月、調査応募に関わる町議会全員協議会の議事録の開示請求をしたが、町議会は「全員協議会は地方自治法上の公開の原則が適用されない」などとして非開示とした。
 原告は文献調査に反対する住民団体に所属する神貢一さん(67)と槌谷和幸さん(72)。函館市内で行われた記者会見で、神さんは「町は即刻裁判をやめて情報を開示すべき」、槌谷さんは「大事なことを秘密で進めるのは絶対に許されない」と訴えた。【真貝恒平】
KEY_WORD:寿都町_調査応募検討_: