[2021_06_24_05]福島第一原発事故きっかけに…長崎大学被ばく医療総合研修センターが開所(テレビ長崎2021年6月24日)
 
参照元
福島第一原発事故きっかけに…長崎大学被ばく医療総合研修センターが開所

 福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、被ばく医療を担うことができる医療スタッフの重要性が再認識されました。
 その担い手を育成する施設が24日、長崎市に開所しました。
 24日、長崎大学病院内に開所した「長崎大学被ばく医療総合研修センター」です。
 2011年の福島第一原発事故のあと、被ばく医療を行う医師や看護師、放射線技師などが不足した経験から人材育成が急務となっていました。
 センターの講師は、福島で実際に被ばくした人の診療を行った医師や、長崎大学の教授などで、被ばく医療を担える人材を育てます。
 長崎大学 河野 茂 学長 「九州管内にはご存知のように佐賀県、鹿児島県に原発がある。なんでもそうだが、有事と平時でどうするか、平時の時にしっかりそれに対応できる人材を育成する」
 センターには、被ばくした人の除染と治療を一連で行うことができる処置室のほか、体内にどの放射性物質がどれだけ入っているかを2分で測定できる機械を設置。
 実践的な研修に加え、実際に原子力災害が起きた際には、診察や治療も行えます。
 センターでの研修には、今後、九州に7カ所ある原子力災害拠点病院の医療スタッフなどが参加するということです。
KEY_WORD:FUKU1_: