[2021_07_10_08]1時間未満の作業で 性能低いマスク使用 原燃・再処理工場(東奥日報2021年7月10日)
 
 日本原燃は9日、六ヶ所再処理工場の放射緑管理区域で、防護性能が低い保護具(マスク)を使っていた可能性があると発表した。同区域での作業時は、事前に計画を立て、放射性物質の取り込み量を考慮した計算を行った上でマスクなど,の装備を選んでいるが、1時間未満の短い作業では性能が低いマスクを選定する評価方法になっていた。
 原燃によると、防護性能が低いマスクを使っていたのは、2006年のアクティブ試験開始後に行われた分解点検などの作業約4千件のうち6件。この6件については、作業記録から空気中の放射性物質濃度などの実績値を調ベ、作業員の内部被ばくがないことを確認した。
 原燃は先月、マスクを選定する評価方法を見直し、運用を始めた。
 原子力規制庁の検査官が5月10〜28日に行った規制検査で指摘されて発覚したという。  (加藤景子)
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