[2021_07_13_01]首相官邸に福島の「復興」鉢植え 除染土壌の再生利用アピール(毎日新聞2021年7月13日)
 
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首相官邸に福島の「復興」鉢植え 除染土壌の再生利用アピール

 加藤勝信官房長官は13日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で出た土を使った鉢植えを、首相官邸のエントランスに飾ったと発表した。汚染土壌の再生利用に取り組む姿勢をアピールする狙い。23日開幕の東京オリンピックに合わせ「復興五輪」を印象づける思惑もありそうだ。
 鉢植えは12日に置かれ、観葉植物「ホンコンカポック」が植えられた。環境省が3月、省内の大臣室などに8鉢を飾り、小泉進次郎環境相はこのうち1鉢を首相官邸に移すことを提案。官邸が受け入れた。
 除去土壌は最終処分に向けた減容化が必要。放射性物質が一定水準以下の土壌は再生利用が認められている。加藤氏は会見で「科学的に安全性が確認されている。除去土壌の再生利用の推進に国民の理解をいただけるよう政府一丸となって取り組んでいく」と説明した。【加藤明子】
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