[2024_02_08_01]「乾式貯蔵施設」関西電力が福井県内3原発に設置計画、県に事前了解願…保管容量は1530体、2027年ごろから運用開始案(福井新聞2024年2月8日)
 
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「乾式貯蔵施設」関西電力が福井県内3原発に設置計画、県に事前了解願…保管容量は1530体、2027年ごろから運用開始案

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 関西電力は2月8日、原発敷地内で使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」を福井県内の高浜、大飯、美浜3原発全てに設置する方針を決め、福井県に事前了解願を提出した。高浜、大飯原発は2カ所に設置し、3原発を合わせた保管容量は1530体(700トン)。県の了解が得られれば、最も規模の大きい高浜原発の1カ所目から原子力規制委員会に申請。2025年以降に着工し、27年ごろから順次運用を開始する計画を示した。
 杉本達治知事は事前了解願が出された場合、県会、県原子力安全専門委員会などの考え方や議論を踏まえるとしており、13日に開会する2月定例県会での議論が焦点となりそうだ。県の事前了解は原子力規制委員会への申請の了承と、審査後の設置に対する是非の2段階で判断する考え。
 関電の高畠勇人原子力事業本部長代理が県庁を訪れ、県の坂本裕一郎防災安全部長に原子力安全協定に基づく事前了解願を提出した。関電が30年ごろに県外で操業開始を目指す中間貯蔵施設への円滑な搬出が目的で「より安全性の高い方式で保管できる」とし、全3原発に設置する方針を説明した。
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