[2023_04_29_05]GX法案に反対声明 県内反核10団体(東奥日報2023年4月29日)
 
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GX法案に反対声明 県内反核10団体

 60年を超える原発の運転延長を可能にする束ね法案「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」を巡り、県内を中心とした反核燃などを掲げる10団体は28日、県庁で記者会見を開き、「法案の撤回と廃案を強く要求する」との声明を発表した。岸田文雄首相ら宛てに27日付で郵送したという。
 会見した「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」代表の浅石紘爾弁護士、「核ゴミから未来を守る県民の会」の佐原若子共同代表らは、束ね法案に対し「反対しづらくする政治的意図が透けて見える」とし、個別の審議を要請。原発の60年超運転には「3・11以前のずさんで事業者寄りの安全審査時代に先祖返りした」と批判した。
 法案は27日に衆院通過。浅石氏は「拙速で強行的な採決をした。参院では慎重な審議をしてもらいたい」と述べた。(佐々木大輔)
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