[2022_08_19_01]「何合目が明言できる状況にはない」浜岡原発4号機の安全審査の途中経過を原子力規制庁が異例の説明会 “見えぬ終わり”に地元も苛立ちー静岡・御前崎市(静岡放送2022年8月19日)
 
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「何合目が明言できる状況にはない」浜岡原発4号機の安全審査の途中経過を原子力規制庁が異例の説明会 “見えぬ終わり”に地元も苛立ちー静岡・御前崎市

 静岡県にある浜岡原発4号機の安全審査について8月19日、原子力規制庁の職員が静岡県御前崎市を訪れ、途中経過を説明しました。審査中に説明会を開くのは異例です。
 浜岡原発4号機の安全審査は2014年から続いていて、すでに8年が経過しています。19日は、原子力規制庁の職員4人が御前崎市役所を訪れ、審査の途中経過を説明しました。市長や市議会からの再三の求めに応じた形で、原子力規制庁が直接、説明するのは異例です。
 原子力規制委員会による浜岡原発の安全審査は、地質や地震・津波といった10項目について基準に合うかどうか審査を続けています。ただ、8年経ってもおおむね進んだのは10項目中、3項目。審査がいつ終わるのか目途が立っていません。

<原子力規制庁 名倉繁樹安全規制調整官>
 Q.今の審査は何合目?
 「解決している所もあるんだけれどもまだ解決していない所もあるので道半ばという事が言えると思います。どれくらいの何合目かっていうことについては明言できる状況にはないということだと思います」
 終わりが見えない状況に御前崎市長はいらだちを隠せません。

<御前崎市 柳沢重夫市長>
 「もう8年余かかっていますので、とにかく審査状況をお知らせいただくのはもちろんですが、スピーディーに効率の良い審査、こういったものをお願いします」
 原子力規制委員会は、8月29日に浜岡原発4号機の現地視察を予定しています。
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