[2023_06_28_08]中部電力 株主総会で独占禁止法違反について陳謝(中京テレビ2023年6月28日)
 
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中部電力 株主総会で独占禁止法違反について陳謝

 中部電力は、28日に開かれた株主総会で、企業向けの電力販売をめぐって独占禁止法違反で課徴金の納付を命じられた問題などについて、株主に陳謝しました。
 28日に開かれた中部電力の株主総会には、去年より100人ほど多い283人の株主が出席しました。総会では、子会社の送配電会社・中部電力パワーグリッドが持つ新電力の顧客情報を、電力販売会社・中部電力ミライズの従業員らが不正に閲覧した問題や企業向けの電力販売をめぐり、関西電力などど顧客獲得を制限するカルテルを結んだとして、独占禁止法違反で約275億円の課徴金の納付命令を受けたことについて、株主から、企業価値が下がったとして、信頼の回復や役員報酬が適正なのか個別の開示を求める声が上がりました。
 林欣吾社長は、大変重く受け止めているなどと陳謝し、コンプライアンスを徹底すると強調しました。
 一方で、独占禁止法違反については、公正取引委員会との間で事実認定および法解釈に見解の相違があるとして、取消訴訟を提起し、司法の判断を求める姿勢を改めて示しました。
 株主からは、静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所について、南海トラフ巨大地震の震源域にあることや、巨額な維持費がかかることから廃止を求めるなど、6つの議案が提出されましたがすべて反対多数で否決されました。
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