[2021_05_20_06]美浜原発3号機に核燃料装填開始 6月下旬再稼働、40年超運転へ(中日新聞2021年5月20日)
 
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美浜原発3号機に核燃料装填開始 6月下旬再稼働、40年超運転へ

 関西電力は20日、美浜原発3号機(福井県美浜町)の原子炉に核燃料の装填を始めた。23日までに核燃料157体を原子炉に入れる。順調に進めば6月下旬に再稼働させる予定。原発の運転期間は東京電力福島第一原発事故後に原子炉等規制法で原則40年と定められた。現行法の下では、初めて40年を超える運転となる。
 3号機の原子炉に核燃料が入るのは、福島事故後の2011年5月に定期検査で取り出して以来、10年ぶり。プールに保管されていた核燃料をクレーンで原子炉へ移送した。11年までに使った121体を再使用し、新燃料36体を使う。複数の福井県職員が作業に立ち会った。
 関電は核燃料装填後、200人体制で総点検を実施する。再稼働から調整運転終了の間も130人体制で安全を確認する。原発が長期停止していたことから、県も重要な工程を監視する。
 営業運転再開は7月下旬を予定しているが、テロ対策の特定重大事故等対処施設(特重施設)の完成が期限の10月25日に間に合わないため、約3カ月で再び停止する。
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