[2020_01_10_02]大間原発安全工事着工の目標堅持 Jパワー(東奥日報2020年1月10日)
 
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大間原発安全工事着工の目標堅持 Jパワー

 青森県大間町に大間原発を建設中の電源開発(Jパワー)の渡部肇史(わたなべとしふみ)社長は10日、新年のあいさつのため、大間町役場を訪れた。「2020年後半」を目標としている安全強化対策工事の着手について「徐々に厳しくなっていく可能性はあるが、精いっぱい迅速に対応していきたい」とし、目標の見直しについては「今のところ考えていない」と述べた。
 渡部社長は金澤満春町長らと非公開で懇談後、報道陣の取材に答えた。「大間原発の計画の意義は変わりなく、経営の最大課題として全社挙げて取り組んでいる」とし、「(工事着手の前提となる)新規制基準適合性審査にはわれわれなりにスピードアップして対応していく」と強調した。
 同原発は08年に着工。Jパワーは14年12月、原子力規制委員会に審査を申請したが、審査が長期化しており、18年9月に安全強化対策工事の着手時期を「20年後半」、運転開始目標時期を「26年度ごろ」に延期する方針を表明した。渡部社長は10日、佐井村と風間浦村も訪問した。
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