[2020_04_02_03]安全強化対策工事 計画に盛り込まず 20年度・大間原発(東奥日報2020年4月2日)
 
 電源開発(Jパワ一)は1日までに、大間原発(大間町、建設中)の2020年度の工事計画を明らかにした。各設備の品質維持を中心とした内容で、20年後半の開始を目標としている安全強化対策工事については工事着手の前提となる新規制基準の適合性審査に時間を要していることから現状では盛り込まなかった。
 同社大間原子力建設所は「原子力規制委員会の審査の見通しが立っていない」と説明した。
 本体工事は20年度、建設途中の主建屋、機器、配管類の品質維持状態の確認を行う。周辺では、ボーリングコアを保管する倉庫の移築・増設のほか、新たな正門守衛所の新築工事などを実施する。いずれも、新規制基準の影響を受けない範囲。作業従事者の数は、前年度並みの1日当たり約300人を想定しているという。   (安達一将)
KEY_WORD:OOMA_: