[2023_12_09_03]大間原発地質審査 「進展へ大きな前進」Jパワー現地本部長(東奥日報2023年12月9日)
 
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大間原発地質審査 「進展へ大きな前進」Jパワー現地本部長

 電源開発(Jパワー)の藤田隆司大間現地本部長は8日の大間町議会大間原発対策特別委員会で、大間原発敷地内の「S−11」と呼ばれる粘土層の薄い層(シーム)を一体的に評価する同社の新方針が、10月の原子力規制委員会で一定の理解を受けたことについて「大きな前進であり、今後の審査の進展に資する一歩」と述べた。
 同特別委では、同社が粘土層を地表近くと地下深くで別々に評価していたが、S−11の評価方針を見直し一体で活動性を評価する手法を委員らに説明。今後の審査会合で、変状の範囲区分に関する分析データを示す方針などを報告した。
 町議会の石戸秀雄議長は「来年後半予定の安全強化対策工事の開始を期待していいのか」と質問。これに対し、藤田本部長は「足元の審査は着実、順調に進んでいる」との認識を示した上で「(来年の)工事再開に向け、ミスなく気を引き締め、ベストを尽くす」と話した。 (川越真也)
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