[2021_12_15_06]川内原発1号機 特別点検のデータサンプル採取終了 20日に発電再開(南日本新聞2021年12月15日)
 
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川内原発1号機 特別点検のデータサンプル採取終了 20日に発電再開

 九州電力は14日、定期検査で運転停止中の川内原発1号機(薩摩川内市)の原子炉を18日に起動し、20日に発電を再開すると発表した。来年1月17日に性能検査を実施し、通常運転に復帰する。
 原則40年の運転期間を延長するために必要で、定検と同時に着手した特別点検ではデータサンプルの採取を終えたとした。
 九電によると、原子炉の起動は18日午後5時半。19日早朝、核分裂反応が安定的に持続する「臨界」を見込んでいる。定検は10月17日に始まり、原子炉本体や貯蔵施設などの設備で111項目を調べた。燃料集合体157本のうち32本を新燃料に交換した。
 特別点検では、取り換えの難しい原子炉容器などの劣化状況を超音波や電流で調べたデータを基に確認する。採取したコンクリート構造物のサンプルを第三者機関で計測するなど、定検後も引き続き実施する。
 2号機の定検と特別点検は来年2月下旬に始める予定。九電は運転延長の判断について「何も決まっていない」としている。
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