[2021_12_23_10]鹿児島県 運転延長 県の分科会で検証へ 原発に批判的?委員4人を選定(鹿児島放送2021年12月23日)
 
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鹿児島県 運転延長 県の分科会で検証へ 原発に批判的?委員4人を選定

 原発の安全性などを話し合う県の専門委員会が開かれ、運転延長について検証する分科会の特別委員に原子力政策に批判的とされる4人が委嘱されました。しかし人選には異論も出ています。
 専門委員会では新たに分科会を設け、塩田知事が選んだ原子力政策に批判的とされる4人を分科会の特別委員にすることを了承しました。
 特別委員は東芝で原発の設計にかかわった技術者で「原発は日本を滅ぼす」という著書もある後藤政志さんのほか、大学教授ら合わせて4人です。分科会は専門委員会の委員2人と特別委員4人の6人で構成し、運転延長について九州電力から説明を受け、科学的・技術的に検証するということです。
 塩田知事は「原子力については原則40年という認識の下で特例的な取り扱いの可否については徹底的な科学的な技術的な検証が必要だと思っておりますので、しっかりとした検証を行っていただきたいと思っております」と話しています。経済産業省出身の知事は専門委員会に原子力政策に批判的な委員を加える公約を掲げていました。
 専門委員会の議論を聞く知事人選について知事は▼原子力政策に関して厳しい指摘をした人、▼公正な意見を技術的な根拠を持って発言する人と説明しています。
 市民団体の申し入れしかし反原発の市民団体は、4人のうち後藤さん以外の3人から原子力政策への批判や原発の危険性について公的な発言は聞いたことがないとして、批判的な委員を追加するよう申し入れました。
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