[2021_04_30_01]島根原発2号機 再稼働に向けた審査の主要な審議終える(NHK2021年4月30日)
 
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島根原発2号機 再稼働に向けた審査の主要な審議終える

 島根県にある中国電力の島根原子力発電所2号機について、原子力規制委員会は再稼働に必要な審査の主要な審議を終えました。
 今後、結果をまとめる作業に入り、合格かどうかの判断を示すことになります。
 中国電力は8年前、島根原発2号機の再稼働を目指し、原子力規制委員会に審査を申請していました。
 規制委員会は中国電力による地震と津波の想定や重大事故への対策、そして30日は、新しい知見を取り入れているかが議論されて、主要な審議を終えました。
規制委員会は今後審議内容を取りまとめ、規制基準に適合しているかどうかを確認して、最終的な判断を示すことになります。
 ただ、合格かどうかの結果を示す時期は未定としています。
 島根原発は、事故を起こした福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、3基の原子炉があります。
 1号機はすでに廃炉が決まっていて、3号機は建設工事が最終盤を迎え、3年前、稼働に必要な審査を規制委員会に申請しています。
 沸騰水型の原発でこれまでに規制委員会の審査に合格したのは、東京電力の柏崎刈羽原発6号機と7号機、日本原子力発電の東海第二原発、東北電力の女川原発2号機の4基がありますが、まだ稼働したものはありません。
 国内で規制委員会の審査に合格した原発は全部で16基で、審査中のものは、島根原発2号機を含めて11基あります。

【丸山知事は】
 これについて丸山知事は、報道陣に対し、「これから審査で指摘を受けた事項について中国電力が書類を出し、パブリックコメントの指摘や意見も含めて最終的な判断が下されると理解しているので、そういった状況を注視していく。規制委員会の判断が出た時点で、審査の結果に至った考え方について説明を求めていきたい」と述べました。
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