[2023_01_30_04]約40年運転の高浜原発で自動停止 地元・福井県は「しっかりした深掘り調査で原因究明を」(関西テレビ2023年1月30日)
 
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約40年運転の高浜原発で自動停止 地元・福井県は「しっかりした深掘り調査で原因究明を」

 福井県高浜町にある関西電力高浜原発4号機が30日、自動停止しました。
 地元・福井県が会見を開いています。
 福井県と関西電力によると、高浜原発4号機で午後3時21分、4つの検出器のうち少なくとも2つで中性子の値が低下したことを示す警報が鳴り、原子炉が自動停止しました。
 原子炉内の冷却機能は正常で、周辺で放射線量を測定するモニタリングポストの値に異常はなく、放射性物質が漏れるなど周辺への影響は観測されていないということです。関西電力が原因を調査しています。
 高浜原発の自動停止を受けて、地元・福井県の原子力安全対策課が会見を開き、「(通常は)運転中には中性子はもっと出る。検出器4つのうち2つ以上が反応すると自動停止する。復旧の見込みは現状では分からないが、原因調査をするので、明日立ち上がるとかの話ではない」と話しました。
 高浜原発は去年11月に運転を再開していて、2025年で運転開始から40年となりますが、関西電力はさらに20年延長することを国に申請する方針です。
 福井県原子力安全対策課は、会見で高浜原発の運転が約40年続いていることと今回のトラブルについて問われると、「経年劣化事象ではないと考えているが、関西電力には、しっかりした深掘り調査で原因究明をしてほしい」と述べました。
KEY_WORD:高浜原発_運転中に自動停止_2011年以来_:TAKAHAMA_: