[2022_07_12_02]高レベル放射性廃棄物 ガラス固化作業を再開(NHK2022年7月12日) |
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日本原子力研究開発機構は茨城県東海村の再処理施設で、去年10月から停止していた高レベル放射性廃棄物の液体をガラスで固める作業を、12日から再開しました。 東海村にある原子力機構の再処理施設では、原発の使用済み燃料を処理したあとに出る高レベル放射性廃棄物の液体を長期に安定した状態で保管するため、ガラスで固めて「ガラス固化体」を作る作業を進めていますが、去年10月、溶融炉の中に堆積する金属の量が想定を上回ったことが確認されたため作業を停止していました。原子力機構はその後、金属を含むガラスを取り除く復旧作業を進め、12日午後2時からガラス固化体を作る作業を再開しました。 当初は、先月から再開するとしていましたが、必要な作業が出たことから予定より遅れての再開となりました。 原子力機構の計画では、平成28年8月から令和11年3月までの12年あまりで、放射性廃棄物の液体をおよそ880本のガラス固化体にするとしています。 ガラス固化体を作る作業は始まって以来トラブルなどでたびたび停止していて、作業ができていない期間はあわせて2年以上に上ります。 今後、551本を作る必要がありますが原子力機構は、計画どおり令和11年3月までに完了させるとしています。原子力機構は「施設の運転にあたっては、安全確保を最優先に取り組んでまいります」とコメントしています。 |
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