[2020_11_30_01]トリチウム処理水 梶山経産相「タンク増設の検討必要」県漁連は…(福島県)(テレビユー福島2020年11月30日)
 
参照元
トリチウム処理水 梶山経産相「タンク増設の検討必要」県漁連は…(福島県)

 シリーズ「海洋放出への波紋」。福島第一原発でたまりつづける放射性物質トリチウムを含む処理水の扱いをめぐって、梶山経済産業大臣は先週、処理水をためるタンクを増設すべきか、検討する必要があるとの考えを示しました。
 これを受けて、県漁連の野崎会長は30日「ありがたいこと」と話しました。
 福島第一原発でたまり続ける処理水の処分方法をめぐっては、国の小委員会が、「海か大気中に放出する案が現実的」とする報告書をまとめ、処分方法に関する検討が進められています。
 これについて、政府は10月、処分方法の決定を先送りしましたが、梶山大臣は11月27日、「停滞しているわけではなく、いろいろな団体と話し合いをしている」としたうえで、処理水を貯めるタンクについて、次のように話しました。 
 梶山経産相「敷地が逼迫する中で、アルプス処理水は日々増加していることを踏まえれば、その建設の要否についてはアルプス処理水の取扱いと合わせて検討する必要があると思っております」
 梶山大臣は、タンクを増やすべきか、検討する必要があると言及しました。
 この発言を受けて、30日、県漁連の野崎会長は…。
 福島県漁連・野崎哲会長「我々は陸上保管をお願いしているのでありがたいこと。我々は海洋放出反対ということなので、タンク増設で陸上保管の見通しができることはいいことだと思います」
 一方、内堀知事は「県内外で様々な意見が出ている」「国においては慎重に検討を進めていただきたい」と話すにとどまりました。
 処分方法について、ある政府関係者は、「できれば年内に決めたい」とも話していて、今後も決定に向けた調整を進めるものとみられます。

KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_:ALPS_:汚染水タンク_: