[2018_05_30_06]地震予測の信頼性強調−福島第一原発事故東京地裁公判 島崎邦彦東大名誉教授の証人尋問 メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋) 金子通 (たんぽぽ舎会員)(新潟日報_たんぽぽ舎2018年5月30日)
 
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地震予測の信頼性強調−福島第一原発事故東京地裁公判 島崎邦彦東大名誉教授の証人尋問 メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋) 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆地震予測の信頼性強調−福島第一原発事故東京地裁公判

 福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人の第12回公判が29日、東京地裁で開かれ、国が2002年に公表した地震予測「長期評価」をまとめた元原子力規制委員の島崎邦彦東大名誉教授が、証人尋問で評価の信頼性を強調した。(中略)
 島崎氏は「記録文書や地層の痕跡から大津波があったことは事実なので、津波の発生確率の計算に取り入れた」と証言した。
 また、長期評価の公表前、内閣府の中央防災会議の担当者から「過去に地震が起きていない福島沖で、起きる保証があるのか」と疑問を呈するメールが地震本部に届いたと明かし、内閣府との間で「フリクション(あつれき)があった」と述べた。(中略)
 島崎名誉教授の証人尋問で、長期評価の公表に関して内閣府の中央防災会議の「圧力」「あつれき」があったことを明らかにすると、傍聴席に緊張が走った。
 島崎氏は大津波が押し寄せる予測に「困る人がいる。当然原子力施設は対策を取らなければならない」と証言。「想像の範囲」としつつも「科学に反している。政治的判断としか私には思えない」と踏み込んだ。
(5月30日「新潟日報」より抜粋、紙面のみでネット上に掲載なし)


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