【記事70731】高知大・岡村教授「伊方原発耐震基準は過小評価」 高松高裁審尋(高知新聞2018年6月6日)
 
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高知大・岡村教授「伊方原発耐震基準は過小評価」 高松高裁審尋

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、同県内の住民が申し立てた仮処分の即時抗告審の第3回審尋が6月5日、高松高裁(神山隆一裁判長)であり、住民側の参考人として意見陳述した岡村真・高知大学名誉教授(地震地質学)らが、3号機の基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)は過小評価だと訴えた。
 審尋は非公開。住民側の弁護団によると、原発近くを通る国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」の位置などが焦点となった。
 岡村氏は、四電が伊方原発から断層までの距離を約8キロとしている点を批判。活断層は最短で5・5キロ、震源断層は少なくとも7キロの位置にあるとし、わずかな距離の違いが地震動に大きな影響を与えると強調した。...(後略)

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