[2014_11_28_02]高浜、大飯原発 再稼働差し止め却下 大津地裁「必要性ない」(東奥日報2014年11月28日)
 
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 関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同県おおい町)の地震対策は不十分だとして、滋賀県の住民らが再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、大津地裁は27日、却下する決定をした。
 関電は昨年7月、再稼働に向けて、新しい規制基準への適合性審査を申請し、原子力規制委員会が審査中。
 住民側は「再稼働は目前で、緊急に差し止める必要性が高い」と主張したが、山本善彦裁判長は「規制委がいたずらに早急に、適合すると判断して再稼働を容認するとは到底考えがたい。差し止めの必要性はない」として退けた。
 原発の安全性に対する判断は示さなかった。住民側は即時抗告を検討する。
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