[2021_01_08_03]処理水タンク増設検討せず 東電、従来の主張改めて示す(福島民報2021年1月8日)
 
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処理水タンク増設検討せず 東電、従来の主張改めて示す

 東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の貯蔵タンクについて、東電は七日、定例記者会見で増設は現時点で検討していないとの見解を改めて示した。
 東電の広報担当者は貯蔵タンク増設を検討しているかとの質問に対し、「タンクの増設に関する具体的な検討はしていない。使用済み核燃料や溶融核燃料(デブリ)の保管場所を含めて、敷地の利用計画は検討していく」と従来の主張を繰り返した。東電は処理水を保管する計百三十七万トンのタンクは二〇二二(令和四)年夏ごろに満杯になると試算している。
 梶山弘志経産相は昨年十一月、「敷地が逼迫(ひっぱく)する中で水が日々増加していることを踏まえれば、タンクの建設の要否については処分方法と合わせて検討する必要がある」と述べた。
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